流氷ノロッコ号は今シーズン限り 2016
2025/05/20
釧網線(釧路-網走間)の冬季限定の観光列車「流氷ノロッコ号」(知床斜里―網走間)の運行を、今冬を最後にやめることになりました。
1990年運行開始の流氷ノロッコ号は、約30キロの低速で走り、車内にはダルマストーブを置くなどして、年間2万人が利用する冬の観光の目玉でした。
始発の知床斜里駅から乗ると、DE10形ディーゼル機関車が先頭で引っ張りますが、網走駅から知床斜里駅へ向かう列車に乗ると、バック運転で押して走行します。
毎年オホーツク海に流氷が現れる1月末~3月に、沿岸を低速でゆっくり走りながら、展望車や車窓から流氷や雪景色、そして知床連山などを一望できる魅力いっぱいの観光列車です。
また、北浜駅から浜小清水駅間の車窓には、濤沸(とうふつ)湖のオオハクチョウが見られることもあります。
観光列車は、見どころではスピードを落としてくれるため、じっくりと景色を味わえることができました。
ノロッコ号の列車内は自由席車両と展望車席車両があり、自由席は普通列車の座席のようにできています。
展望車席は、テーブルをはさんで3人+3人のボックス席で友だちグループでワイワイ楽しく、ベンチ席では2人カップルでアツアツもいいですね。
車内はタイムスリップしたようにオホーツク海の番屋風に装飾されて、だるまストーブの上では、車内売店のスルメを焼いて食べられるなど、大人気の観光列車です。
3号車の販売カウンターでは限定グッズ、飲み物、お菓子、スルメも販売されました。
最後の運行は、2016年1月30日~2月28日に、1日2往復の予定です。
▼ 住所: 網走駅/北海道網走市新町2-2-12、
知床斜里駅/北海道斜里郡斜里町港町17
▼ 運行区間: 網走駅 – 知床斜里駅(2016年3月以降は運行されていません)
▼ 使用車両: 510系客車・DE10形ディーゼル機関車
▼ 料金: 片道乗車券840円(網走~知床斜里間・自由席の場合)
指定席は別途指定席券310円
網走~知床斜里区間、途中乗車も可能
交通アクセス
▼ 札幌駅からJR釧網本線で知床斜里駅(約6時間:1日3往復)下車
▼ 札幌駅からJR釧網本線で網走駅(約6時間40分)下車
▼ 女満別空港より連絡バス(知床エアポートライナー)で網走駅下車(約30分:1日3往復)
▼ 女満別空港より車で網走駅まで約20km
流氷ノロッコ号停車駅地図(Google マイマップより)
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=zPuojrjdPlMo.kfQHlyaRYM4A&hl=ja
※ノロッコ号は2016年3月以降は運行されていませんが、2017年1月28日からは期間限定で同区間内をディーゼルの臨時列車(普通列車)が運行します。
名付けて「流氷物語号」の運行開始です。
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[…] ておりますが、そのまま乗っていれば「知床おーろら切符売り場」が終着駅になります。 ※ 合わせて、今シーズン限りの 「流氷ノロッコ号」2016の観光紹介は↓ http://tafusoni.xsrv.jp/post-884/ […]