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”食べ合わせ” は気にしない

      2017/11/30

昔の人は食べ合わせに大変神経を使ったものですが、現代人はそうでもなくなりました。

現代の医学からみても、食べ合わせは、いちがいには迷信ともいいきれませんので、自分の体質に合わないことは、避けるべきでしょうね。

食べ合わせしてはいけないといわれる食品は、3分類されています。

第一群・・・ウナギ、てんぷら、タコ、アサリ、キノコ、カキ。
第ニ群・・・エビ、カニ、サバ。
第三群・・・ウメ、アンズ、フグ、ジャガイモの芽。

 

食べ合わせ2

 

これらのどれかが、他の一般食品と組み合わせられた場合に、腹痛や下痢がおこるものと考えられているわけですが、けっきょくは一食品だけで中毒したり、胃腸障害をともなうものと考えられます。

ですから、ことさらに食べ合わせを神経質に気にすることはないようですね。

 

具体的には、二つの組み合わせが悪いとされているものは、次のようなものがあります。

第一群

▼ うなぎ + 梅干し
うなぎの脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良をおこします。

▼ 人参 + 大根
人参にはアスコルビナーゼという酵素が含まれていて、 大根にはビタミンCが多く含まれています。

アスコルビナーゼはビタミンCを破壊してしまうので、化学的に食い合わせが悪いとされていますが、アスコルビナーゼは熱と酸に弱いので、50度以上加熱するか酢やレモン汁などを混ぜると大丈夫です。

お正月などは、人参と大根の「紅白なます」を作りますが、酢を多く混ぜることにより、ビタミンCの破壊を防ぐことができます。

▼ トマト + きゅうり
ビタミンCを豊富に含むトマトは、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素によって、トマトのビタミンCが壊れてしまいます。

サラダで食べる際には、マヨネーズや酢入りのドレッシングをかけて食べることで、酵素の働きをおさえることができます。

▼ 生卵 + ところてん
消化が悪いものどうしなので、両方とも消化に時間がかかり胃腸に負担を与えます。

▼ カニ + 柿
傷みやすいカニと、消化の悪い柿の組み合わせであり、両方とも体を冷やす食品です。

カニと柿は、山のものと海のものの組み合わせでもあり、昔は両方を一緒に食べようとすると、調達するまでに時間がかかり、どちらかが傷んでしまうことがあったため、食中毒の戒めとなっています。

▼ わかめ + ねぎ
ワカメに含まれるカルシウムの吸収を、ネギに含まれるリンが阻害してしまいます。

▼ 天ぷら + スイカ
油の多い天ぷらと、水分の多いスイカを一緒に食べると、胃液が薄まり、消化不良を起こすことがあります。

▼ うなぎ + スイカ
油の多いうなぎと、水分の多いスイカを一緒に食べると、胃液が薄まり、消化不良を起こします。

▼ 茄子の漬物 + そば
ナスの漬け物は体の熱を冷ます作用があり、そばには胃を冷やす作用があります。

冷たいまま食べ合わせるとより体を冷やすことになり、下痢をしたり手足が冷えてしまいます。

加熱すればその作用は緩和されます。

▼ 酒 + 辛子
酒も、辛いものも血行を促すため、かゆみが出てしまう可能性があります。

▼ 松茸 + あさり
▼ アユ + ごぼう
これらは、旬が大きくずれるため。昔は両方を一緒に食べようとすると、調達するまでに時間がかかり、どちらかが傷んでしまうことがあったため、食中毒の戒めとなっています。

 

第二群

▼ おこわ + ふぐ
贅沢の極みとして避けられることが多いです。

▼ カキ氷 + てんぷら
体を温める天麩羅と、体を冷やすカキ氷を一緒に食べると、胃腸に負担をかける場合があります。

▼ 豚肉 + そば
ビタミンB1が豊富な豚肉は、からだや脳のはたらきを活発にしますが、からだを冷やす作用もあります。冷たいソバとの食べ合わせは胃を冷やし、栄養素の吸収を妨げます。

▼ 犬肉 + にんにく
互いに滋養がつきすぎて、たくさん食べるとのぼせることもあります。

▼ 黒砂糖 + たけのこ
共に古くは高級食材であったことから、贅沢を戒めているとされています。

▼ てんぷら + アイスクリーム
体を温めるてんぷらと、からだを冷やすアイスクリームを一緒に食べると、胃腸に負担をかけてしまいます。

▼ レバー + みょうが
みょうがの苦味物質が胃腸の働きを抑えるため、レバーの栄養素を十分に吸収できず栄養素の吸収を妨げてしまいます。

▼ サンマ + 漬物
サンマを焼くとタンパク質が変化してジメチルアミンという物質ができます。

漬物は野菜に含まれる硝酸塩が発酵の過程で亜硝酸塩に変化します。

この「ジメチルアミン」と「亜硝酸塩」が体内で結合すると、ニトロソアミンという発がん性物質が生成されてしまいます。

ビタミンCを一緒にとることで、ニトロアミンの生成をおさえますので、魚を食べるときは、レモンのしぼり汁などをかけるようにしましょうね。

▼ クルミ + 酒
クルミの実には血圧を上げる効果があるため、のぼせやすくなるようです。

▼ きゅうり + こんにゃく
▼ どじょう + やまいも
▼ たこ + うめぼし

 

第三群

▼ スイカ + ビール
両方ともほとんど水分ですが、利尿作用もあり、ビールの飲みすぎにより、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があります。

また、水分を摂っているつもりでも気づかないうちに脱水症状に陥ってしまいます。

▼ ほうれん草 + ゆで卵
ゆで卵の硫黄分ほうれん草の鉄分の吸収を妨げます。

▼ くるみ + 酒
クルミの実には血圧を上げる効果があるため、のぼせやすくなるようです。

▼ ラーメン + ごはん
ラーメンとごはんは共にビタミンB1をあまり含まず、炭水化物摂取量が増えるため、疲労や肥満を招く恐れがあります。

▼ ドリアン + アルコール飲料
東南アジアでは、古くから言い伝えられているが、医学的な根拠は見つかっていません。

▼ ベーコン + ほうれんそう
ほうれんそうに含まれる硝酸が体内で亜硝酸に変化し、ベーコンに含まれるタンパク質の分解物と反応して、発ガン性物質が生成されます。

またベーコンに含まれるリン酸が、ホウレンソウに含まれる鉄分やカルシウムの吸収を妨げてしまいます。

しかし、ベーコンを炒める前にさっとゆでれば、鉄分やカルシウムの吸収を妨げません。

▼ 大根 + 白子
しらすに含まれる必須アミノ酸リジン(免疫力アップや抗ストレス効果がある)の吸収を、大根が持つ抗体によって阻害してしまいます。

酢を少量かければ栄養的に問題なく食べられます。

▼ かに + カキ氷
▼ そば + 柿
これらは、共に体を冷やすため、一緒に食べると内臓機能が低下、腹痛になる可能性があります。

▼ タコ + アワビ
▼ カニ + シイタケ
▼ フグ + 青菜
▼ サバ + 芋がら
▼ エビ + キノコ
▼ タコ + 浅漬け
▼ アユ + 牛蒡
▼コイ + 生ネギ
これらは、消化器系に異常をきたす可能性があります。

 

 

 - ライフ, 健康

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