凄い日本のお茶の効能
2017/11/30
緑茶にはコーヒー同様に健康飲料として多くの効能を持ち合せています。
飲用以外にも料理、食用、調味用、医薬品、香料、抗菌など様々な用途に利用され、日本人には無くてはならないもののひとつですね。
欧米やアジア諸国でも緑茶ブームが起きていますが、日本のような緑茶は少なく、紅茶飲料に近い緑茶や、風味や香味を加えたもの、砂糖入り緑茶などが多いようです。
1.緑茶のガン予防効果
緑茶に含まれているポリフェノールとカテキン、ビタミン類が発ガン物質の作用を抑制してガンの細胞化を予防してくれます。
2.歯を強くして虫歯予防
お茶にもフッ素が含まれています。
フッ素は、歯を強くし、虫歯にならないための抵抗力をつける働きがあります。
3.動脈硬化や脳卒中予防、血圧降下
お茶の中には、血圧上昇物質の生成阻害作用があるということが、各研究機関で相次いで発表されていますが、お茶を飲むことによって、善玉コレストロール(HDL)が体内に増え、動脈硬化を予防するということも発表されました。
4.お茶が血糖値を下げる
「お茶をたくさん飲めば糖尿病が抑えられる」という研究結果が富山医科薬科大学で発表されました。
また、糖尿病患者への臨床実験で、茶ポリフェノ-ルが血糖値をかなりの値に下げるという事がわかっております。
その他の実験からも、たんぱく尿もプラスからマイナスとなるなど、興味深い結果も報告されています。
5.O-157と緑茶カテキンの殺菌作用
大腸菌O-157に、緑茶のカテキンが一番特効であるという発表がされました。
緑茶のカテキンには、抗生物質と同じように体内で有害な菌を退治する殺菌作用があります。
大学の実験で、一万個のO-157の菌が入った液に0.9ccの緑茶を入れたものが、5時間で殺菌されて、0になったという結果が出ています。
6.美容や老化防止
緑茶に含まれるビタミンCは、熱に強く80度でも壊れないうえに、保存にもすぐれた特性があります。
肌に弾力性を与え水分の減少を防ぎ、肌の色を黒くするメラニン色素の生成を抑制する効果もあります。
緑茶には、そのビタミンCが緑茶三杯でりんご一個に匹敵するほどたくさん含まれています。
老化を防ぐビタミンEの効果を上まわる効果が、緑茶にあることが発表されてます。(実験では約20倍)
7.殺菌作用て口臭を防ぐ
口臭は、歯や歯ぐきについた食べ物のカスが原因で発生します。食後にお茶を飲めば、口の中のカスを洗い流してくれると同時に、お茶の殺菌作用で、カスにつく細菌の繁殖を阻止してくれます。
また、お茶のすがすがしい香りが、口の中に広がり、口臭や食べ物の臭いを消してさわやかにしてくれます。
8.アトピー、花粉症に緑茶が効く
アレルギーを抑える薬に抗ヒスタミン剤という薬がありますが、緑茶はこのヒスタミンが出ることを阻止する効果でアレルギーを抑えます。
◆お茶の成分◆
カテキン
カテキンは、ポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋味の主成分です。
このカテキンは消化管に対して「吸れん作用(引き締め、縮める作用)」を持ち、腸の活動を活発にしてくれます。
さらに、殺菌作用や防腐作用もあり、病原菌に対して効果があるのです。
カテキンは、一番茶で約12~14%、二番茶で約14~15%と増加します。
・血中コレステロールの低下
・体脂肪低下作用
・がん予防
・抗酸化作用
・虫歯予防、抗菌作用
・抗インフルエンザ作用
・血圧上昇抑制作用
・血糖上昇抑制作用
・口臭予防(脱臭作用)
カフェイン
お茶の苦味にあたります。
大脳など中枢神経への興奮作用があり、精神活動を活発にし判断力と思考力を増加してくれます。
また、ストレスの解毒作用もあります。
・覚醒作用(疲労感や眠気の除去)
・持久力増加
・二日酔い防止
・利尿作用
テアニン(アミノ酸の一種)
アミノ酸の一種。緑化の旨みの中心となる成分です。
玉露などに多く含まれていて、上品な旨み、甘みを持っています。
お茶のおいしさはこれとタンニンの調和から来ます。
カテキンは、一番茶に多く含まれます。
ビタミン類
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持(コラーゲン形成)、抗酸化作用に効果。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持。
葉酸は、神経管閉鎖障害の発症予防、動脈硬化予防に。
β-カロテンは、夜間の視力維持に効果。
サポニン
お茶全般に含まれている成分で、泡立つという特徴があります。
茶葉に0.1%程度含まれ、強い苦味とエグみをもっています。
・血圧低下作用
・抗インフルエンザ作用
・抗菌・抗ウイルス作用
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