似ている「さっぽろテレビ塔」と「名古屋テレビ塔」と「大通り」
2017/11/30
さっぽろテレビ塔と名古屋テレビ塔からの眺めって似ていますよね。
碁盤の目の道路とテレビ塔から延びる大通り公園があって、大通りから遠くテレビ塔を眺めても、あれっと見間違えるほどです。
街並みの建物は違うにしても、どちらかが真似たような気さえしてしまいます。
札幌の碁盤割りと大通り公園は明治に、名古屋の碁盤割りは江戸幕府初期ころから、100m道路は戦後にできたものですが、しかし、これは都市計画上似て当たり前なのです。
名古屋は徳川家康の江戸幕府初期に「碁盤割り」と呼ばれる区画を造ったり、大正時代からは中心部の周りの市街地の基盤整備が行われていました。
第二次大戦の空襲で町の中央部が焼け、これからの町づくりは広い道が必要と東西の若宮大通りと南北の久屋大通りの2本の100m道路を作ります。
そして建物の高層化とともに、1954年日本で初のテレビ塔が建てられます。
いっぽう、札幌の街は明治初めに設置された開拓使によって、中心部の道路区画は京都を模範とし市街地、街区、仲通りなど細かく区画割されました。
大通り公園はそのときに造られ、東西に延びる大通公園と南北に流れる創成川の交点が東西南北の基点となります。
テレビ塔は名古屋より3年遅く、1957年に建てられました。
戦後に、100m道路が全国で24本が計画されましたが、財政難などによって、名古屋市の2本と、広島市の1本のみが実現しています。
札幌の大通り公園は、明治時代から存在するので、100m道路とは異なるものに分類されています。
さっぽろテレビ塔
さっぽろテレビ塔は1957年電波発信塔として開業しました。
設計者は内藤多仲、高さ147.2m、地上90mの位置に展望台があり、3階よりエレベーターで約60秒で昇ります。
鉄塔部分の色は、完成当初は銀色でしたが、煤煙汚れが目立ち、冬の雪景色とのの視認性などから、1963年に薄朱色に塗り替えられました。
1969年にはさらに濃いクラウディレッドとなります。
電光時計は、1961年に松下幸之助(松下電器産業→パナソニック)の発案、寄贈で、地上65mの展望台の下四面に取り付けられました。
2002年に内外装の大改修がされ、2・3階部分の外壁の色が薄い緑色から現在の濃い緑色になります。
展望台から西に大通公園を見おろし、遠く円山や大倉山まで見通す眺めは季節ごとにさまざまな顔を見せ、札幌の代表的な景色となりました。
普段は展望台までエレベーターで昇りますが、年に数回、「真・階段のぼり」が行われ、エレベーターシャフトに沿って設けられた453段の階段をひたすら上り、ゴールでは達成証明証を受け取ることができます。
一時期、老朽化が著しいことから高さ650mの新しい塔への建て替えの構想が持ち上がっていましたが、運営会社の売り上げ不振、社員による着服事件が続発したことなどにより資金調達の目処が立たず、2009年には正式に中止されます。
住所:北海道札幌市中央区大通西1丁目
アクセス:大通駅から最寄の出口を上がってすぐ
名古屋テレビ塔
名古屋テレビ塔は1954年6月、日本ではじめての集約電波鉄塔として開業しました。
設計者は内藤多仲、高さ180m、総重量3,300t、90mの位置にスカイデッキ展望台、100mの位置には雨ざらしになりますが金網で囲まれたスカイバルコニーがあり、名古屋の街並みが一望できます。
驚いたことに、将来「塔の直下に地下鉄を通す」事ということを条件に建設が進められたため、4つの脚はわずか深さ6m程までしか埋め込まれておらず、将来行われる直下での地下鉄工事に備えるために4本の脚を鉄筋コンクリートのアーチで結合して固め、重心を下げるだるま式構造と呼ばれる工事が行われました。
夜間にはライトアップが毎日日没30分前から深夜2時まで行われており、中でも特にセントラルパークからのレーザー光が目立ちます。
航空法により地上60m以上の塔や煙突は赤白塗装(昼間障害標識)が義務付けられていますが、名古屋テレビ塔は制定前に完成されたこともあり、同社初代社長の神野金之助の意向で、最上部に航空障害灯を設置する事で完成当初からの銀色塗装のままです。
そして約7年おきに塗装の塗り替えを行っているようです。
最上階展望スペース(100m地点)からエレベーターホール(30m地点)までは外側に設置された階段で昇降できるようになっており、2006年の改装以前は常時開放されていましたが、現在は「スカイウォーキング」として毎月決まった日に一般に開放されています。
2005年7月にはタワーとして全国で初めて国の登録有形文化財に指定されました。
住所:愛知県名古屋市中区錦三丁目6-15
アクセス:地下鉄名城線・東山線「栄」下車3番、4番出口を上がって徒歩3分
地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅下車南改札を出て4B出口を上がってすぐ
参考までに、東京タワーは1958年竣工、高さ332.6m、大展望台は150mに位置し、特別展望台は250mの位置にあります。
大展望台行き外階段は閉鎖中となっています。
More from my site
関連記事
-
今年も「さっぽろ大通ビアガーデン」で飲み比べ 2016
【さっぽろテレビ塔ライブカメラ】展望台より大通公園11丁目方向を24時間生放送! …
-
魅力たっぷりの島 香川県小豆島
瀬戸内海は穏やかで温かいイメージがありますが、そんか瀬戸内海で淡路島に次いで2番 …
-
忘れられないフェリー北海道旅行
数年前の10月のことです。 数年ぶりにフェリーを使って北海道へ旅行をしました。 …
-
日本の珍地名の旅 北から南へ15珍
日本の珍地名を北から南へとGoogleマップで旅をします。 ストリートビューで周 …
-
和歌山県の紀伊白浜 おすすめスポット!
大阪に住んでいた時は、よく和歌山に行っていました。 そこでのよく行っていたスポッ …
-
北海道新幹線 東京~北海道/すぐに帰って来られる安心感
北海道旅行というと、飛行機で行くしか無いというイメージを持ってしまいがちです。 …
-
長野県松本エリアのオススメ旅行スポット
アルプスの山々に囲まれた美しい観光スポット、長野県松本エリアのオススメ旅行スポッ …
-
千葉県民には普通 他県民にはビックリ!の話
わたしは転勤で他県から千葉県に引っ越ししてきました。 すると「何それ!?」と驚く …
-
運河のある街
運河は、船の移動のために人工的に造られた水路で、河川・湖・沼なども利用しています …
-
広島の観光と言えば宮島です
広島の観光地と言えば宮島ですね。 宮島なんて知ってるよって方も多いでしょう。 ど …
- PREV
- サッポロ・シティ・ジャズ 2016
- NEXT
- 寒天の栄養はほどほどでも健康にはとても良い