函館の三大市場は 朝の観光スポット
2017/11/30
函館には「函館朝市」、「はこだて自由市場」、「中島廉売」と、3つの大きな市場があります。
「函館朝市」は青函連絡船の乗り場のあった港から300mほどの、市の中心部から港側にあります。
そこから市の中心部に向かい200mほど歩いて、函館駅前の電停から五稜郭公園前、湯の川方面の市電に乗り、そこから2つ目の新川町で降りて100mちょっとで「はこだて自由市場」に行けます。
「中島廉売」はその市電で、新川町から3つ目の堀川町で降り、向かいの路地へ100mほど歩いていくと右手に魚屋通り名店街、突き当たって中島廉売大通りに出ると、さまざまな廉売店舗と露天区域もあります。
「函館朝市」
北海道一の大市場は「函館朝市」。
早朝5時には威勢のいいかけ声が飛び交い旬の魚や野菜、果物、乾物、菓子などなどが450軒もの店舗がひしめきあってにぎわいます。
ウニ、イクラをのせた海鮮丼やイカソーメン、三平汁などが食べられる、どんぶり横丁市場や食堂も多数あり、多くの観光客の人気を集めています。
広いドームの中には、新鮮な野菜や旬の山菜が並び、素朴な函館弁があちこちで飛びかう空間です。
鮮魚店などは午前11時までにほとんど売り切れてしまいます。
早めに見て廻りましょう。
【住所】: 函館市若松町9-2(JR函館駅 西口から徒歩1分)
【営業時間】: 5:00~12:00頃(一部15:00頃まで)
【休日】: 日曜
「はこだて自由市場」
はこだて自由市場は駅前の繁華街に近くて鮮魚や青果、乾物など約60店舗ほどの店が並んでいます。
魚介類はカニから高級魚まで豊富に何でも揃っています。
活イカは水槽で泳ぎまくり!
プロの料理人達も仕入れに来る市場として知られていて、品質や価格にも信頼されています。
函館自由市場がこの地に産声をあげたたのは、終戦を迎えた昭和20年の夏。
今のグリーンプラザ付近に渡島・桧山管内、また遠くは青森からもヤミ米・野菜・魚などが運び込まれ、自然発生的に青空市場で取引が始まり、ヤミ市は飢える市民に無くてはならない存在になりました。
この愛称「ヤミ市場」が、“自由市場”の起源です。昭和26年、現在地に市場を建設。まさに名の通り、自由市場。
それが、平成7年12月31日の大晦日未明に総てを焼失したのです。
しかし、組合員の大変な努力と情熱、市民の支援、行政のサポート、全国からの励ましなどで平成8年8月8日、現在の新生「はこだて自由市場」が新しくオープンしました。
【住所】: 函館市新川町1-2(JR函館駅から徒歩10分)
【営業時間】: 7:00~18:00頃
【休日】: 日曜
「中島廉売」
中島廉売はその名の通り、函館で一番安い市場です。
ユニークかつ昔ながらの店が多くあり、約70の店舗と露店が軒を連ねてた商店街です。
鮮魚、野菜、果実、生花、惣菜などが安く手に入り、庶民の台所といえます。
衣料品や薬局にクリーニング店などもあり、昭和の中頃の残るたたずまい。
中島廉売大通りには露天の店舗もあり、ブラッと見て回っても心落ち着く楽しい市場です。
【住所】: 函館市中島町23-68 (市電堀川町電停より徒歩3分)
【営業時間】: 7:00~19:00頃
【休日】: 日曜
More from my site
関連記事
-
水族館好きにはたまらない!南紀の旅
和歌山県の観光名所と聞くと、多くの方が真っ先に白浜の名前を挙げることと思います。 …
-
ガリンコ号Ⅱ 流氷を砕きながら突き進む 2016
ガリンコ号Ⅱは、「ネジを廻すと前に進む」ねじの原理を利用したラセン型のドリルを、 …
-
似ている「さっぽろテレビ塔」と「名古屋テレビ塔」と「大通り」
さっぽろテレビ塔と名古屋テレビ塔からの眺めって似ていますよね。 碁盤の目の道路と …
-
大人になって 親兄弟との家族旅行
5年ほど前に父が大病を患い、2か月ほど入院しましたが幸いなことに退院できて今現在 …
-
ゆったり流れる時間と人の暖かさ “山口の魅力”
夏休みに山口県に旅行に行き、秋芳洞や瑠璃光寺、湯田温泉といった県内の自然や歴史を …
-
富山県への観光旅行 一番のオススメは春
富山県への旅行と聞いて何か思いつく観光地があるかな考えたとき、多くの人は黒部ダム …
-
島根県民の優しさ温かさに恩返しを誓う
学生時代最後の夏休みに日本一周をすることを決意。 その際、ヒッチハイクで各地域に …
-
大分県国東半島の旅
九州観光の思い出では国東半島です。 大分県の北西部に位置し,周防灘に面しており, …
-
懐かしさを感じとる高知県
高知は、お金の価値でははかれない高知にしかない地場の美味しい食べ物や、ゆったりと …
-
北海道の美味しい生うにを食べる
日本では古くから、ウニを保存用として塩で加工されたものがあり、日本の三大珍味とい …
- PREV
- ジャンプ場を駆け上がる Red Bull(レッドブル)400
- NEXT
- 宝くじ購入の心構え