お茶と温泉の隠れた宝庫 / 佐賀県
2026/01/21
お茶や温泉がこの上なく好きな私にとって、佐賀県は大変魅力のある県の一つです。
東京出身でフィンランド在住であってもここ数年内で3回訪れているほどです。
私にとって、お茶と温泉を同時に楽しめるところと云えば嬉野市であり、温泉を楽しめるところと云えば武雄市ですね。
いつも福岡駅からレンタカーを借りて訪れるのですが、この二つの市は隣接しているので移動上たいへん好都合。
目的地までの道中は、高速道路は使わず、空気の澄んだ背振山の山道を抜けて行きます。
背振山には日本茶の歴史に影響を及ぼしたある人物の足跡があり、この山道を通るのが好きな理由の一つです。
【お気に入りのお茶】
まず佐賀県のお茶に関わることからご紹介したいと思います。
一般的に佐賀県でお茶と云えば、「うれしの茶」をよく耳にしますが、その特徴的なお茶についてはあまり知られていないようです。
一般的に日本ではお茶と云えば茶葉を蒸した製法によって作られた緑茶であり、近年「うれしの茶」でもその製法での生産量はダントツなのですが、元来「うれしの茶」の製法は釜炒りだったのです。
現在では釜炒り製法での「うれしの茶」は、「うれしの茶」全体の5%前後程しか生産されていないそうで、「うれしの茶」の深みある味わいを、嬉野の空気と一緒に楽しめます。
佐賀県にはもう一つ外せないお茶やその歴史があります。
背振山には霊仙寺跡があるのですが、そこには栄西が中国より茶種を持ち帰って栽培されたという、日本茶栽培の発祥地の碑があります。
山を下りた周辺には茶畑が散在し茶店では、釜炒り製法の「栄西茶」をいただくことが出来ます。
釜炒り製法の「うれしの茶」と同様に、釜炒り製法の「栄西茶」も濃厚な香りを楽しむことが出来るのです。
【お気に入りの温泉】
次に私が気に入っている「武雄」と「嬉野」の温泉についてご紹介致します。
武雄エリアには朱色でひと際目立つ桜門があります。
その門をくぐると右奥に旅館があり左手前に大衆浴場が。
浴場建屋には蓬莱湯、鷺乃湯そして元湯があり、元湯にある木造建築は現存する日本最古のものらしく、よくここに浸かるのがお気に入りです。
湯は肌にとろっとした感触を与え、肌がスベスベします。
旅の疲れをしっかりと癒してくれますね~。
次に嬉野エリアは、うれしの茶がたっぷり入ったお茶風呂が楽しめる和楽園が私のお気に入りです。
露天風呂の脇に大きな急須があり、そこからお茶が注がれている様は圧巻です。
温泉の湯気からお茶がほのかに香り、肌スベスベの湯に浸かっていると、極上のリラックスタイムですね。
私の周りの人に、「佐賀へ旅行に行ってきたんだよ!」と言うと、決まってよく耳にしたのは、「何で佐賀?佐賀ってどんな観光名所があったっけ?」という言葉です。
九州のイメージで直ぐに浮上するのは、商業ベースの宣伝効果のせいだと思いますが、長崎の名所や博多の名所であって、佐賀は後の方です。
私は旅行というのは、本来個々の人がそれぞれ目的やテーマをもって訪れるのであり、巷にあふれる宣伝情報に振り回されてはいけないと思います。
世界中共通していることですが、人が住む処には私達の知らない何かがあることが多いのです。
そのことを謙虚に受け入れるならば、自分が知らない処の話題が出た際には、人の歴史や文化、思いなど存在しているのです。
そのことからも真摯に耳を傾けることが出来ると思うのです。
これってとても大切なことですね。
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