北海道はバラエティに富んだ知られざる大地
2017/11/30
北海道はアメリカなどから見ると小さいですが、実はとっても広いのです。
それゆえに、他都府県などからの旅行者が失敗や戸惑いを感じるようです。
2,3日であれもこれも廻ろうと計画しても移動だけで終わりになってしまいます。
要所をまわるだけでも少なくても5日はほしいですね。
日本海、太平洋、オホーツク海と3方向の海に囲まれ、大地の中央部に大雪山系が連なっていることもあり、気候もまちまちです。
冬など、今日のお天気「北海道は雪でしょう」という天気予報を聞くと、北海道のどこが雪なんだろうと思うことも度々。
同日時に雪、雨、快晴、曇りの地域とバラエティに富むこともしばしば。
東西でいえば東京⇔名古屋⇔大阪⇔岡山、南北でいえば東京⇔秋田に匹敵する距離感にはびっくりします。
新幹線などまだ函館までですから、早くて特急、そして快速、鈍行列車の利用です。
やはり、マイカーやレンタカー利用が適していると思いますが、郊外に出るとガス欠に要注意して無理のない日程を組むことが楽しい旅行になると思いますね。
全国、細かい文化の違いはどこの土地にもありますし、旅行や出張で行ったことはあっても、住んでみないとわからないことは多々ありますよね。
当たり前だと思っていたことが、ほかの土地だとまったく知られていなかったり違ったり。
いつも食べていたものが他の地域ではなかったりと、狭いように見えて意外と日本全国広いものです。
でも北海道は明治時代から他都府県などからの開拓移民でできた土地柄です。
食生活や言葉などさまざまバラバラかと思いきやそうでもないようです。
150年近くの歴史を経てひとつの県としてのまとまりを感じます。
そこで、北海道の風習としてよく言われることに対して、私は少しばかり訂正したいと思います。
よくこんなことが言われます。
北海道には梅雨がない
お花見にジンギスカンを食べる
おせち料理を大晦日にも食べる
お赤飯に甘納豆を入れる
節分は落花生を撒く
お酒を飲んだら〆パフェを食べる
などなどありますがこの辺でストップして、
まず「梅雨がない」というのは半分ウソ。
もちろん本州の梅雨とはぜんぜん違いますが、蝦夷梅雨とよばれ6月は暑くて小雨の降るジメッとした日が半月はあります。
そしてお花見のときにはジンギスカンを食べる、というのも近頃報道されますが、それは一部で、花見だからジンギスカンを食べるということはありません。
鉄板や網があれば安く手軽にいつでも食べられる、という程度です。
まあ、4月5月は寒いから熱い焼き肉にお酒を飲みながらというのが合うのでしょうね。
おせち料理を大晦日に食べる人達はあまり聞きませんね。
お赤飯に甘納豆を入れるのは、おはぎのように甘いもち米飯が好きな家庭があるということであって、小豆は一般的です。
節分は落花生を撒くことは昭和の40年代ころからでしょうか、大豆撒き主流から高度成長の始まりと庶民の生活安定、地域生活の知恵など経て落花生撒きに変ってきました。
お酒を飲んだら〆パフェを食べるはここ数年からのことで、マスコミやWebなどで紹介され、広めていこうとする傾向から始まったことですね。
北海道は歴史が浅く、慣習などに縛られ左右されることが少ないためか、クールで自己本位の人々が多いと言われますが、あたたかい人達もたくさんいますよ。
自然の大地から新鮮なものを求めたいのでしょうか、行きたい所で常に人気ランキングNo1~No3を保っていることも分かる気がします。
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