ソニーブログ

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早わかり ジェネリック医薬品は安全で安いです

      2017/11/30

ジェネリック1

 

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、(※)法律にもとづく厳しい基準や規制をクリアした薬です。

そして、効き目や安全性が、新薬と同じだと認められてから発売されます。

開発にかかる期間が、新薬と比べて短い分、費用が安くて済むため価格を安くすることができます。

医療費は、皆さんが医療機関の窓口で支払う負担額の他に、「税金」や「健康保険料」でまかなわれていますので、ジェネリック医薬品を使うと、国の医療費の節減につながります。

処方してもらうには、かかりつけのお医者さん、薬剤師の先生に相談してください。

保険証や診察券、お薬手帳に「お願いシール」を貼ったり、自治体や健保組合からの配布も増えてきた「お願いカード」を提示して、ジェネリック医薬品を希望することをつたえてください。

(※)法律:「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」


ジェネリック2

 

どのような薬があるのでしょか?

高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病、花粉症のようなアレルギー疾患や爪白せん(爪水虫)の薬、抗生物質、抗がん剤、とあらゆる病気にジェネリック医薬品があります。

薬の形状も、錠剤、口腔内崩壊錠(OD錠/水なしでも飲める錠剤)、カプセル剤、注射剤、点眼剤、貼付剤など、いろいろな形状が開発され、患者さんのために、飲みやすいように、大きくて飲みづらい錠剤を小さくしたり、コーティングなどで苦みを少なくしたりもしています。


ジェネリック3

 

どうして安いのでしょうか?
どれくらい安くなるのでしょうか?

医薬品は、開発した会社が特許を取ると、20~25年の間、その会社が独占的に製造・販売します。

この特許が切れた後、開発した会社とは別の会社が同じ有効成分を使って製造・販売する薬が、ジェネリック医薬品です。

通常、新薬の開発するためには、10~15年の歳月と数百億円以上もの投資が必要だと言われています。

ジェネリック医薬品は新薬と科学的に同じですが、新薬で既に効き目や安全性が確立されていることから、開発期間は3年ほどと新薬に比べ非常に短く、開発費も少なくてすむため、国が新薬の価格を設定しています。

ジェネリック医薬品の価格は、新薬の約2~6割に設定されています。

長い間飲み続ける薬や、薬を何種類か飲んでいる場合は特に薬代の差が実感します。

そして、薬の値段が新薬より安いので、薬代の負担を軽減することができます。

 


ジェネリック5

 

効き目や品質は大丈夫でしょうか?

ジェネリック医薬品は、新薬と同じ効き目であることを確かめるために、たくさんの試験が義務づけられています。

その有効成分は、新薬の特許期間中に、効き目や安全性が十分に確認されたものです。

また、法律にもとづいて、厳しい規制や基準を守って、開発・製造されます。

厚生労働省の厳しい審査をクリアし、新薬と同じ効き目、安全性、品質であることが確認、証明されて、初めて患者さんのもとに届けられます。

 


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海外ではジェネリックが主流です

日本ではまだ27.6%(2013年度)の普及率ですが、ジェネリック医薬品は世界では一般的な薬であり、アメリカ71%、カナダ66%、イギリス65%、ドイツ62%など医療先進国では、普及率が60%を超えています。

これらの国は、ずっと前から医療費の節減が課題となっていたため、医療費の節減に効果のあるジェネリック医薬品が普及しました。

日本でも少子高齢化で増え続けている医療費を抑えるために、2年後までに普及率を70%以上に、2020年までには80%以上にする取り組みがされています。

ジェネリック6

 

日本で後発医薬品が普及していない理由

後発医薬品・ジェネリック医薬品と先発医薬品の主成分には違いがありません。

このことは、生物学的同等性試験によって(批判はあるものの)テストされていますが、後発医薬品の添加物などといった副成分や剤形、製法は先発医薬品とは一般には異なります。

これは、物質特許は期限が切れていても、製法特許や製造特許は切れていないことや、それらの期限が切れていても、製造工程の細部まで公開されるとは限りません。
こういった事情があるからである。

 

 

 - 健康

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