毛ガニとズワイガニとタラバガニと花咲ガニを安くおいしく食べる
日本の3大カニは、毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニですが、それに花咲ガニをくわえて、日本の4大ガニをいろいろな見方で紹介したいと思います。
形状や生息地、買求める際の選びかた、食べ方、「通販ショップ先など参考にしてみてください。
特にお正月のごちそうにも最適です。
安くて美味しいカニを腹いっぱい食べてください。
毛ガニ
日本海沿岸、茨城県以北の太平洋岸からアラスカ沿岸まで、太平洋北西部とその縁海に広く分布して、水深30-200mほどの砂泥底に生息しています。
北海道を代表する食材。
毛ガニは1年中楽しめますが、産地により旬の時期が変わります。
基本的には、冬がおすすめです。
ズワイガニやタラバガニに比べると、体が小さく食べられる部分も少ないぶん、味が大変優れ、身に甘みがあり、カニ味噌に関しては、毛ガニが最も美味でクリーミーで量も多いです。
また、意外に意外ですが、重量で見ると価格は一番安いのです。
◎ 毛ガニの姿
・ 最大で甲長12cmほど、オスの方が大型です。
・ 太い脚が5対10本あります。
・ 全体的にずんぐりして、体は全身が淡赤褐色、体を覆う殻はあまり硬くありませんが、短く硬い毛で覆われています。
◎ 美味しい毛蟹を選ぶポイントは
・ 手に持ってズッシリと重いものを選びます。
・ 甲羅を触った時、硬さを感じるようなものを選びます。
・ カニ味噌をより多く食べたいなら、小さめの毛ガニがベストです。
・ 旬の時期に買う。
◎ 毛ガニの旨い食べ方
毛蟹の味の特徴は繊細で上品です。
・ もちろんボイルしてそのまま食べるのも美味しいです。
・ 毛ガニと言えば甲羅味噌焼きが有名ですね。
作り方はカニ味噌が入った甲羅に、味噌、みりん、酒、ネギを入れて焼くだけです。
・ それから毛ガニのグラタン料理です。
◎ 毛ガニの最適な通販ショップ
・ 「かにまみれ」
http://www.kanimamire.com/html/page14.html
ズワイガニ
山口県以北の日本海と、茨城県以北からカナダまでの北太平洋、オホーツク海、ベーリング海に広く分布します。
生息域は水深200 – 600メートルほどの深海です。
冬の味覚として人気が高いですが、夏は水揚げが無く、冷凍モノになります。
ズワイガニは冬の味覚の王様といわれるほど人気が高いく、高級品ですが、身もミソもという方にはオススメです。
北陸沖で捕れたものを「越前ガニ」、山陰沖で捕れたものを「松葉ガニ」と呼び、北海道・海外産、その他の産地で捕れたものを単にズワイガニ」と呼びます。
◎ 買う前に便利なズワイガニと紅ズワイガニの違い
紅ズワイガニは、ズワイガニよりも見た目が赤いのが特徴です。
紅ズワイガニは、ズワイガニに比べて、水っぽく、やや劣りますが、新鮮な紅ズワイガニはとても美味しいです。
越前ガニや松葉ガニといった高級ブランドの本ズワイガニの相場は、15,000円~40,000円/kg。
普通のズワイガニでも3,000円~5,000円/kgほどで、時期や品質、産地でも価格に差がでます。
紅ズワイガニは、ズワイガニの約半額と安く、本ズワイガニと比べると1/10ぐらい安いときもあります。
気にせず沢山食べたい人は紅ズワイガニがおすすめです。
◎ ズワイガニの姿
・ オスは体長約15cmほど、足を広げた大きさは最大約70cmにもなります。
・ 細い脚が5対10本あります。
・ 体色は暗赤色、甲は膨らみがある三角形でツルツルしています。
◎ 美味しいズワイガニを選ぶポイントは
・ カニを持ってみて、ずっしりとした重みを感じられるものを選びます。
・ 特徴のある甲羅に粒々があることを確認します。
・ 紅ズワイガニと間違えないように買うことです。
◎ ズワイガニの旨い食べ方
ズワイガニの味の特徴は繊細で甘みが強いところです。
・ 「ズワイガニ鍋」冬の定番です。
・ 塩ゆでや蒸しガニ、カニスキなど美味しいです。
・ 新鮮なものは刺身や寿司ネタにされ、メスの卵巣も美味です。
◎ ズワイガニの最適な通販ショップ
・ 「越前かに問屋ますよね」
http://www.masuyone.com/
タラバガニ
日本海、オホーツク海、ベーリング海を含む北太平洋と北極海のアラスカ沿岸、ガラパゴス諸島、チリ、アルゼンチン付近に生息し、日本における主な漁場はオホーツク海です。
日本で流通しているタラバガニのほぼすべてがロシア産で、残りはカナダ産です。
日本産はとても貴重で希少価値の高いカニです。
日本ではズワイガニとタラバガニがカニの定番であり人気を二分しています。
塩ゆでや蒸しガニとして流通することが多く、全体的に大きく、足がとても太いく身がぎっしりと詰まっていて非常に食べごたえがあります。
甘さに関してはズワイガニ程ではありませんがエビに近い淡白な味で子供から大人まで大人気なカニです。
◎ 買う前に便利なタラバガニとアブラガニの違い
アブラガニをタラバガニと偽装した販売問題がありましたので、簡単な見分け方としては、足をひっくり返して見ると赤色がベタ塗りなのがタラバガニ、赤と白のまだらなのがアブラガニです。
甲羅の真ん中部分にトゲが6個あるのがタラバガニです。
甲羅の真ん中部分にトゲが4個あるのがアブラガニです。
タラバガニは4,000円~10,000円/kg程度。日本産は高く、ロシア産は安いです。
アブラガニは、タラバガニよりも2/3程度の金額で購入できます。
味はさほど違いはありませんので、経済的にはアブラガニがオススメです。
◎ タラバガニの姿
・ 甲幅は25cmほどで丸みがあり、やや前方に尖った五角形をしていて、、脚を広げると1mを超える大型です。
・ 太い肉厚な脚が4対8本あります。
・ 大きな甲羅でトゲトゲしています。
◎ 美味しいタラバガニを選ぶポイントは
・ 大きなものを選ぶことです。
・ 手に持って、ズッシリと重く、甲羅や脚の部分がしっかりとしているものを選ぶびます。
・ 甲羅の色がくすんでおらず、鮮やかなものを選びます。
◎ タラバガニの旨い食べ方
・ 焼きガニを作る場合、タラバガニは相性バツグンです。
焼きガニに関してはズワイガニ、毛ガニよりも圧倒的に美味しいです。
・ カニすき、タラバガニのしゃぶしゃぶが美味しい。
・ 半透明の生身を刺身で賞味もよし。
◎ タラバガニの最適な通販ショップ
・ 「カニの浜海道」
http://hamakaido.jp/
花咲ガニ
ベーリング海からオホーツク海沿岸、サハリン、千島列島で、北海道周辺では納沙布岬から襟裳岬付近の太平洋側と、根室半島のオホーツク海側に生息します。
漁獲の中心は納沙布岬周辺海域が中心で、生息する水深も200m程度です。
国内では唯一、根室だけで水揚げされ、漁の期間は夏から9月頃と規制され、漁獲量は大変少なく貴重な「海の幸」です。
大味といわれ、タラバガニの近縁種で、脚の肉が太く身も多い、ただし油分が多く味が濃厚であることから、大量に食べるには向かないと言われています。
身のやわらかさ、ジューシーなカニの旨味と独特の甘みコクがあります。
◎ 花咲ガニの姿
・ 甲タテヨコ15cmほどの大型です。
・ 甲は後部中央が少しへこんだハート型をしていて、タラバガニよりも体のとげが長いです。
・ 太く短い肉厚な脚が4対8本あります。
◎ 美味しい花咲ガニを選ぶポイントは
・ 甲羅がしっかりと硬く、角も鋭く尖っているようなものを選びます。
◎ 花咲ガニの旨い食べ方
・ 脚のぶつ切りを味噌汁に入れた「鉄砲汁」
・ 塩焼、塩ゆで
◎ 花咲ガニの最適な通販ショップ
・ 大 八(根室市花咲港68番地)
http://www.daihachi-shokudo.com/
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