子供たちにアクセサリー作りを教えた大切な思い出
2023/11/04
以前、アクセサリーショップを運営していた時期があります。
そのころ、イベントがあると小さな子供向けに「アクセサリー作り」の教室を開催していました。
最初はおしゃべりばかりで手が進まない子供たちが、次第に真剣な表情になっていく様子は、見ていて可愛く楽しかったものです。
出来上がったときの嬉しそうな表情も忘れられません。
何かを作り上げる喜びは大人も子供も変わらないのだな、と今でも思います。
現在はアクセサリー教室からは遠ざかってしまいましたが、いつかまた、教室が出来たらいいな、と思っています。
◇ ◇ ◇ ◇
今から10年以上前に、知人と共同でハンドメイドのアクセサリーショップを運営していたことがあります。
全て手作りだったため、寝る暇もなく作らなくてはならず大変でしたが、とても充実した日々でした。
当時は市内でのイベント時などに、頼まれてアクセサリー作りの教室を開いたりもしていました。
対象年齢は小さな子供です。
時には親御さんが一緒に作ることもありました。
子供たちは「作りたい」とは言うものの、最初はおしゃべりばかり。
しかし、作業が少しずつ進んでいくうちに、集中しはじめ、いつのまにか無言となります。
そのときの、真剣できらきらした目を見るのが大好きでした。
作ってもらうのは、大抵シンプルな、お花の形のリング。
一番簡単で見栄えが良くて、子供たちにも好評だったからです。
作業は早ければ20分程度で終わるものですが、個人差はもちろんあります。
それを気にしないように、うまく集中して楽しく作業できるように誘導する方法を考えるのも楽しみでした。
出来上がると、みんな、とても良い笑顔になります。
親御さんを振り返って自慢したり、自分の指に付けてみたりして喜ぶのです。
教室をしていた私でも、大きい作品が出来上がれば、家族に見せ、手にとって様々な角度から眺めたものです。
「自分で作り上げる喜び」は、大人も子供も、きっと変わらないのでしょう。
子供のころに、そういう体験をたくさん重ねて、もの作りへの興味を持ってもらいたいなと思ったものでした。
大喜びしながら帰っていく子供たちを見て、いつも幸せな気持ちを感じていました。
あれから私の生活環境も変わり、アクセサリーは作り続けていますが、教室を開くことはなくなりました。
しかし、今でもふと、作っている最中に、教室のことを思い出します。
とても楽しい、忘れられない経験です。
当時来てくれた子供たちも、もうすっかり大きくなったことでしょう。
いつかまた、あんな素敵な体験が出来たらいいな、と心から思っています。
レジンリングの作り方
【貴和レシピ】UVレジンとヴィトラーユを使用したリングの作り方
子供たちに「もの作り」を教えた経験は、私にとって非常に貴重で大切な思い出です。
その経験を通して、大人も子供も、何かを作り上げる喜びは変わらないものだと知りました。
完成したときの子供たちの笑顔を忘れることが出来ません。
そして、私自身、初めて作品を完成させた日のことが今も記憶に残っています。
自分の手で何かを作ることが楽しくて、今でもやめられません。
大好きなアクセサリー作りを、これからもずっと続けていくつもりです。
◇
More from my site
関連記事
-
-
ネットでの買い物は思った物とイメージが違う場合も多い
私は5歳、1歳という二人の子供を持つ母親でショッピングをゆっくりしたいなと思うの …
-
-
木彫りで小鳥の彫刻“バードカービング”
バードカービングをご存じですか?簡単に説明すると、木彫りの小鳥の彫刻です。 周囲 …
-
-
十五夜と十三夜の違い
十五夜の月は中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)とも呼ばれています …
-
-
国際宇宙ステーションと宇宙での生活と疑問質問
国際宇宙ステーションは、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 ( …
-
-
ニキビの原因と生活スタイル
にきびは、思春期にできることが多いですが、炎症がひどいと痕が残ることもありますの …
-
-
庶民の花さくら 2015年の開花日と満開日
日本において観賞用として植えられているサクラの多くは、ソメイヨシノ …
-
-
同級会は楽しいけれど みんなに会いたいと思う日までお預け
お酒は楽しく飲みたいものですが、時と場合によってはそうはいかなくなる時もあります …
-
-
北海道の「ホッケ」ってこんな魚です
私は当時、北海道に住み、磯釣りも楽しんでいたこともあり、「ホッケ」といえば春先と …
-
-
私のハイボールウイスキー
ハイボールを美味しく飲むにあたって、相性のあうウイスキーを探すのは中々大変ですよ …
-
-
札幌市の嘘のような本当の話
「札幌市であった嘘のような本当の話」 ◇新さっぽろテレビ塔構想◇ …
- PREV
- 北海道の中の異国を感じる函館の魅力
- NEXT
- 七宝焼きから始まった私の色彩への道