ソニーブログ

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木彫りで小鳥の彫刻“バードカービング”

      2025/05/12

バードカービングをご存じですか?簡単に説明すると、木彫りの小鳥の彫刻です。

周囲との接点を求めるために、地元のカルチャースクールに通い始めました。

その時に選択したのが、バードカービング教室だったのです。

何となく面白そうだな、という興味だけで選びましたが、年代も職種もちがういろんな人たちと出会うことができ、木彫りの楽しさを知ることができた貴重な経験でした。

 

 

私の通ったカービング教室は、市が主催のカルチャースクールで20名限定、平日昼間2時間のクラスで、参加費は、材料費込みで5000円位、回数は8回でした。

講師の先生は、優しそうな白髪交じりの年配の男性でした。

 

バードカービングは、小鳥をかたどった木の彫り物のことです。

観賞用として制作することがほとんどですが、実用的なものとしてはデコイがあります。

材料は、やわらかくて彫りやすい木のブロックと、彫刻刀です。

電動のグラインダーなどは、先生の指導のもと、共同で使用できるように1セット教室に準備されていました。

 

 

初心者ばかりのクラスなので、モデルは一番ポピュラーなすずめでした。

スケッチを元に、木にすずめの形をかきこんで、電動カッターで大きく切り出していきます。

この作業は、スケッチのチェックを兼ねて先生がおこないます。

この時点で、厚みのある鳩サブレみたいに切り出されていきます。

鳥の体全体のバランスをつかむのがなかなか難しく、小鳥の頭が案外大きいことに初めて気づきました。

先生の指導の下、木の固まりに丸みをつけてだんだんとすずめのシルエットに近づけていきます。

 

 

頭、胸、腹、背中、翼から尾ばねにつながる部分まで、外観を整えてから、目やくちばし、細かい羽をかたどっていく作業に入ります。

一番苦労したのは、全体のバランスでした。

頭の大きさを念頭において削っていったら思ったよりも大きくなって、まるで漫画のような形になってしまいました。

まあ、これもご愛嬌と思い、気を取り直して制作に励みました。

 

ここからは、細かい作業の連続ですが、羽の表現の仕方など何となくコツをつかめば、それなりに見えるようになってくるので、けっこう夢中になってコツコツと作業をしました。

より本物に近く見せるために、いろいろなテクニックがあるようですが、なにぶん初心者クラスなので。

 

 

ニスのような塗料で下塗りをして、彩色に入ります。

このあたりは絵心が必要ですが、へたくそでもそれなりに楽しめました。

すずめは茶色一色かと思いきや、よく観察すると白から黒にいたるまで、様々な色が混じっていました。

 

 

そして、先生に足を別の部品で取り付けてもらって完成です。

出来上がりを見て、とてもすずめには見えなかったけど、完成に約2カ月かかった初めての作品が完成しました。

約2カ月のクラスで、知人がまったくいなかった私にも、優しい大先輩の知り合いがたくさん出来ました。

平日昼間クラスということもあり、ほとんどがご年配の方でしたが、皆とても楽しい方ばかりで、最年少の私をとても可愛がってくれました。

もちろんバードカービングを初体験してとても楽しかったのですが、先生や周りの方との交流も本当にいい思い出になりました。

バードカービングは、不器用な私や、力のない年配の方でも充分楽しめた素敵な趣味だと思います。

あの時に出来上がった作品は、人から見たらとても不恰好なものに見えるでしょうが、私には大切な記念の品になりました。

 

 

 

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