ソニーブログ

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湿度が低いと涼しく感じられるわけ

   


梅雨時期から夏場にかけて、同じくらいの暑さの日が北海道と関東以西方面であったとしても、暑さの感じ方がぜんぜん違うとよく聞きます。

それには湿度が絡んできていると、誰もが思っていることでしょう。

 

人は暑くても湿度が低い地域の方が、涼しく感じると言われています。

理由は、暑くなると汗をかき、その汗の水分は蒸発すると皮膚から熱を奪い涼しさを感じさせるからです。

夏場の高い湿度の地域では汗が出にくく、暑さで出たとしても汗の蒸発が少なく、そのため汗の蒸発による涼しさを得られなくなります。

 

例えば、濡れた体に風が当たるとヒヤッと涼しく感じるでしょう。

それは風によって体に付着した水が蒸発しやすくなり、皮膚から熱を奪うからです。

暑く高い湿度でかいた汗は蒸発せずに乾きにくく、さらに体温も下がりにくくなって体に熱がこもり、熱中症にも注意が必要になります。

 

 

このように、人は暑くなると汗を出し、体温を調節してくれる働きをしてくれます。

汗を出して、それを蒸発させて体温を下げるので、室内では夏場の暑い時期はただ冷房をするだけでなく湿度を下げる事も大切です。

湿度を下げるには、エアコンや除湿機を使うのが有効で、室内の湿度は40〜60%が目安とするのが最適です。

湿度が低すぎると、鼻や喉などの粘膜を乾燥させ、免疫力を低下させてウィルスに感染しやすくなりますので注意しましょう。

 

よく天気予報で不快指数が告げられますが、皆ご存知のように温度や湿度によって感じる「不快の度合い」を数値化したものですよね。

計算式は
不快指数=0.72×(気温+湿球温度)+40.6

不快指数
55以下  寒く感じる。
55~60 肌寒く感じる。
60~75 快適に感じる。
75~80 やや暑く感じる。
80~85 暑く汗が出て不快に感じる。
85以上  暑すぎ汗が止まらずとても不快に感じる。
となります。

※ 湿球温度は、最下部の赤い球部を常に湿った状態のガーゼで包んだ温度計によって測定された温度です。

 

ジメジメとした暑さの日数ランクは、熊本県、鹿児島県など九州勢が上位を占め、上位から中位はほぼ西日本から東へと移り、東京は30位半ば。

東日本から北へ行くほどすごし易くなり、やっぱり北海道は47位。

南の沖縄が10位半ばなのが意外です。

 

年間の湿度は、日本列島の太平洋側の地域では夏に高く冬には低くなり、日本海側の地域は夏よりも冬のほうが湿度が高くなるところもあります。

夏の太平洋高気圧や南からの湿った空気に日本列島が覆われるため、西日本はジメジメとした暑さの期間が毎年のように長く続くようです。

 

 

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