ソニーブログ

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北海道観光2泊3日でも 余裕をもって

   

旅行会社のツアーもいいですが、自分で計画する旅はそれ以上に楽しいものです。

でも北海道は広く、道外の人にとっては観光地間の距離感がつかめず、短い日程では観光どころではなくなりかねません。

広い北海道を旅行するには、日程に余裕をもって決めなければ疲れきって旅行もだいなしです。

今回は2泊3日という短い日程でも余裕をもって観光できるように考えてみました。

 

北海道には空港が新千歳空港、札幌丘珠空港、旭川空港、函館空港、釧路空港、帯広空港、稚内空港、紋別空港、女満別空港、中標津空港、奥尻空港、利尻空港、礼文空港と13ヵ所もあります。

さすが広い大地です。

 

基本は、降り立った空港を拠点として移動距離100km前後以内で3時間以内の観光地で決めることです。

もし無理をして長距離移動した場合でも、その地域の近くに空港があれば、そこから帰路できる計画をたてられれば観光する時間にも余裕がつくれます。

観光地への移動はJR,観光バス、車レンタルを利用して、必要移動時間はよく把握しておくことが大事です。

 

北海道はおおまかに道南、道央、道北、道東と4つのブロックに分けられます。

各ブロックごとの観光で無理のないプランがたてられると思います。

 

画像元:楽天トラベル

 

道南編

新幹線で新函館北斗駅着、または飛行機で函館空港に到着。

道南観光は函館市を拠点にしましょう。

北斗駅から函館駅までは快速電車で15分です。

函館空港から市中心部までは各種バスが運行されています。

函館駅までは、途中トラピスチヌや湯の川温泉、五稜郭などの観光地前バス停もあり、バスのルートによっては20分、33分、53分などさまざまです。

早く中心部に行きたいのならシャトルバスが20分ほどなので便利です。

 

函館市内観光は函館山からの夜景、五稜郭、函館朝市、金森赤レンガ倉庫、八幡坂、基坂、チャチャ登り、土方歳三最期の地碑(若松緑地公園内)、立待岬、トラピスチヌ修道院、函館ハリストス正教会、青函連絡船記念館摩周丸、湯の川温泉など一日では足りません。

 

市外観光は城岱牧場展望台(函館裏夜景)、大沼国定公園、松前町、福島町青函トンネル記念館などがオススメ。

城岱牧場展望台はJR七飯駅から車で15分とちょっと不便ですが、函館裏夜景は超オススメです。

 

八幡坂

 

 

道央編

新千歳空港から札幌まではJRで37分。

札幌市内観光は藻岩山頂からの夜景、大通公園、さっぽろテレビ塔、時計台、赤レンガ道庁舎、大倉山ジャンプ場、札幌ファクトリ、サッポロビール園、札幌ステラプレイス、白い恋人パーク、二条市場、夜のススキノ、市電車窓から望む市内、ノースサファリサッポロ、北海道開拓の村、羊ヶ丘展望台、モエレ沼公園、中島公園、円山公園、北大ポプラ並木、北大イチョウ並木など、市内は広いので札幌だけでも楽しめます。

 

郊外の小樽までは38kmと比較的近いので、独自でJRやバスで移動して自由観光もオススメです。

札幌発の日帰り一日コースの観光バスツアーもあり、時間制約はありますが、安心できることではオススメで便利です。

 

西側の小樽、余市、積丹方面、ニセコ、支笏湖方面や東側では旭川の雪の美術館、旭山動物園、富良野、美瑛方面など多彩なコースを織り交ぜた日帰り観光バスツアーもあります。

事前に予約が必要ですが、夕方には札幌に戻ってこれるので夜の札幌市内観光も可能ですね。

また、今回は札幌を拠点にしましたが、日程によっては旭川・富良野などを拠点としての観光も考えられます。

 

大倉山ジャンプ場

 

 

道北編

観光地化がそれほど進んでいませんが、それがゆえに北海道らしさの大自然がそのまま満喫できます。

稚内空港から市内中心部までは連絡バスで30分、フェリーターミナルまでは35分の所要時間です。

稚内市内と郊外も含めての観光であれば、稚内空港でレンタカーを借りるのが便利です。

 

市内観光は稚内公園、稚内港北防波堤ドーム、夕日の穴場ノシャップ岬など数少ないですが、少し足を伸ばせば西方面には凹凸のある丘陵地形とウインドファーム、宗谷丘陵白い道、日本最北端の宗谷岬があります。

宗谷岬の43km先にはサハリンの島影がうっすらと見えることも。

 

東のオホーツク海側は、ノシャップ岬から道道の宗谷サンセットロードを南下すれば、小樽、石狩市まで続くオロロンラインというドライブコースにつながります。

右に日本海と利尻島、礼文島を眺めながら道道106号オロロンラインを50kmほど南下、1時間ほどで広大なサロベツ原野に到着。

サロベツ原野の風景が絶景です。

湿原内の道道を9kmほど入るとサロベツ湿原センターがあり、1周1キロの木道も整備されています。

 

日本海側のクッチャロ湖は、空港から238号を東に走り、途中の宗谷岬で一服、オホーツク海沿いを南下して1時間50分ほどで到着。

80kmほどの距離があります。

クッチャロ湖畔は温泉施設やキャンプ場などあり、夕日のすばらしい湖です。

春、秋にはコハクチョウやカモ類、冬は、天然記念物のオジロワシやオオワシが飛来してきます。

 

利尻島にも飛行場がありますが、新千歳空港と札幌丘珠空港との路線のみです。

新千歳空港⇔利尻空港間は約50分。

札幌丘珠空港⇔利尻空港間は約50分。

稚内フェリーターミナルからですと1時間40分の船旅。

島内の中心にそびえ立ち登山もできる利尻富士、ペシ岬展望台、オタトマリ沼、姫沼展望台、沓形岬公園、仙法師御崎公園など利尻島の自然はどこを見ても絶景、日本海の海の幸も存分に楽しめます。

ドライブで島内海岸沿いを一周もでき、一泊では惜しいです。

昨年5月に上陸したヒグマの騒動は今年6月に終息宣言がでていますのでご安心ください。

 

利尻富士  画像元:フォト蔵

 

礼文島にも飛行場がありますが2021年3月まで休止中です。

稚内フェリーターミナルからですと3時間10分の船旅です。

礼文島は高い山がありませんので、海と丘の絶景ロードをドライブすることができます。

散策路がある久種湖、アザラシがいる金田ノ岬、江戸屋山道、スコトン岬、澄海岬など利尻島とはちがった絶景が見られます。

もちろん日本海の海の幸も存分に楽しめます。

 

道北は稚内周辺観光して一泊して、次の日は利尻島か礼文島に渡り一泊、翌日稚内に戻り空港からの帰路が良いと思います。

飛行機とフェリーの時間はよく調べて行動してください。

 

道東編

道東は、観光施設が整備されていて空港も点在しています。

釧路空港は、羽田、関西、伊丹、中部、千歳、札幌丘珠との発着。

女満別空港は、羽田、関西、伊丹、中部、千歳との発着。
帯広空港は、羽田、中部との発着。

中標津空港は、羽田、千歳との発着があります。

ただ本数は少ないのでよく調べて移動には細心の注意を払ってください。

 

釧路市を拠点とすると、釧路空港から釧路駅までは約20kmほど、車で40分ほどです。

釧路周辺の観光は、和商市場、釧路フィッシャーマンズワーフMOO、釧路幣舞橋(ぬさまいばし)、少し足を延ばして釧路湿原細岡展望台などです。

 

帯広市を拠点とすると、帯広空港から帯広駅までは約30kmほど、車で40分です。

十勝周辺の観光は、十勝が丘展望台、帯広ばんえい競馬、十勝千年の森、幸福駅などです。

 

網走市を拠点とすると、女満別空港から網走駅までは20kmほど、車で30分です。

網走知床方面の観光は、サロマ湖、網走刑務所、網走天都山展望台、網走流氷観光砕氷船、オホーツク流氷館、呼人探鳥遊歩道、小清水原生花園、さくらの滝、美幌峠展望台、ワッカ原生花園、神の子池、屈斜路湖、摩周湖、裏摩周展望台、硫黄山、知床岬、知床五湖、フレペの滝(乙女の涙)、知床オシンコシンの滝、知床カムイワッカの滝、カムイワッカクルーザー知床半島ウトロクルーズ、知床観光船おーろら、知床ネイチャークルーズ、知床クルーザー観光船ドルフィン、知床自然センターなどあります。

 

阿寒湖、オンネトー(五色沼)は、釧路と網走の中間あたりに位置します。

 

網走知床方面は見どころが多いので、集中して観光したいのなら網走市を拠点として2泊するのがベスト。

拠点としたい各都市間の距離はけっこう有りますので、車を運転する方はスピードの出し過ぎに注意ですね。

網走~帯広間は199km、車で3時間40分(一般国道)
網走~釧路間は152km、車で3時間10分(一般国道)
釧路~帯広間は125km、車で2時間10分(高速道東道)

特に一般道は一本道ではないので、時間に余裕をもって移動してください。

札幌発のバスツアー2泊3日の道東観光もありますが、バスでの長距離移動なので疲れると思います。

 

知床半島

 

 

主な観光地都市間の距離

新千歳空港~札幌40km(36号)
函館~札幌261km(5号-230号)
札幌~小樽38km(5号)
小樽~積丹岬64km(5号-229号)
札幌~旭川134km(12号)
札幌~富良野143km(12号-38号)
旭川~富良野57km(237号)
旭川~稚内243km(40号)
札幌~帯広214km(274号-38号)
札幌~網走349km(12号-39号)
札幌~釧路328km(274号-38号)
札幌~根室453km(274号-38号-44号)
網走~釧路152km(244号-391号)
釧路~根室125km(44号)
根室~網走207km(44号-243号-240号-39号)
帯広~網走199km(241号-240号-39号)
帯広~釧路125km(38号)

 

今回は拠点をつくり、その周辺100km前後以内で3時間以内の観光地を紹介しました。

一日間の移動時間を少なくして、出来る限り多くの観光地周りを計画してみてください。

どのブロックもすべての観光は無理ですので時間と相談をして選んでください。

 

また、函館観光後一泊して、JRなどで札幌に移動、市内や小樽観光して一泊後、新千歳空港から帰路とか。

札幌を拠点として周辺観光して一泊、次の日朝に道央東の富良野、美瑛などに移動して観光後、夕方すぎ札幌に戻り一泊して新千歳空港から帰路とか。

長距離移動しても、観光地数を少なく絞ってその残り時間を移動に費やし、帰路の空港も移動した近くの空港に変えることもありだと思います。

楽しいご旅行を!

 

 

 

 

 - ライフ

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