歴史の流れを感じる北九州市門司地区
2017/11/30
私は福岡県内にある北九州市小倉南区に住んでいます。
同市内の門司区にある観光名所「門司港レトロ」や「ノーフォーク広場」、「和布刈神社」に「和布刈公園」などの魅力について紹介します。
同地区は市内でも高齢化が進んでいますが、観光名所には若者や家族連れが多く集まり、いまだに賑やかさを保っています。
山口県の下関市からも近く、県外の人も遊びに来やすい場所にありますので、この辺を通りかかった際に立ち寄ると、楽しい思い出が作れるかも知れません。
まず「門司港レトロ」では、外国との貿易で栄えた頃の面影を基調に、大正時代のレトロ調に景観が整備されています。
国土交通省が選定する都市景観100選の中に入っていて、優れた景観であることを国からも認められています。
レトロでは明治時代、門司港にバナナが台湾から輸入され始めてからの伝統であるバナナの叩き売りを見ることができたり、美味しい地ビールや名物の焼きカレーを食べたりすることができます。
また、対岸にある山口県下関市の唐戸市場や巌流島をめぐる船にも乗ることができ、レトロ以外の地区も楽しむことが可能です。
みやげもの屋もありますので何か記念に買って帰ると、家族にきっと喜ばれるでしょう。私はレトロから西に沈む綺麗な夕日を見ることができ、それがいい思い出になっています。
次に「ノーフォーク広場」ですが、ここには無料駐車場があって、関門海峡を眺めることができる広場があります。
近くの海岸沿いの遊歩道を潮風に吹かれながら散歩することができ、日光が当たるベンチでゆっくりすることもできます。
そして、ここには美味しいうどん屋さんがあります。
名称は豊前裏打会系の「港屋 千兵衛」と呼び、メニューに独得なうどん商品がたくさん並んでいます。
私は2回ほど行きましたが、とても美味しくて満足しました。
天ぷらのように揚げたポテトをうどんに乗せた“ポ天うどん”に、和と洋が合体した“カルボナーラうどん”など、とても美味しく食べられます。
そしてそのノーフォーク広場の近くには「和布刈神社」があります。
和布刈と書いて“めかり”と呼び、ワカメを刈るという意味があります。
神社の前にはすぐ関門海峡があり、石畳の階段のすぐ下から海に入れるようになっているという、とても珍しい神社です。
源氏と平氏が戦った壇ノ浦の戦の前夜、この神社で平家の一族が酒宴を開いたと伝えられていたリ、710年の神事で供物として捧げられたワカメが朝廷に献上されたという記述が残っていたりと、歴史好きの人にとって面白い神社であるといえます。
和布刈神社の裏手にある小高い山には「和布刈公園」があり、ここでは関門海峡を一望できるだけではなく、夜には夜景を楽しむことができ、春には満開の桜の下で憩いのひと時を過ごすことも可能です。
このように、門司港レトロからその近辺にはたくさんの見どころがあります。
賑やかさと静寂さを併せ持つ場所なので、そのときの気分に合わせて選ぶことができます。
お盆が過ぎてから行くと、レトロからノーフォーク広場までの遊歩道に彼岸花が咲き乱れ、そこを歩いていると季節をより一層感じさせてくれます。
地元に住んでいる人だけではなく、県外から遊びに来る人にも、ぜひオススメしたいスポットです。
楽しく、そして落ち着いた時間を過ごせますよ。
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