「うさぎ」ってこんな動物です
2023/03/17
2023年の令和5年、今年はうさぎ年です。
学校や家庭でも飼っているところもあると思いますが、クリッとした目と耳が長く毛がもふもふして、鼻から口にかけてのモグモグした動きや、前足で顔のあたりを拭くような仕草がたまらなく可愛い動物です。
物語の主人公やぬいぐるみも多く、「いぬ」、「ねこ」に次いでの人気者です。
「ウサギ」ってどんな動物か調べてみました。
ウサギの体の特徴
長く大きな耳はアンテナのごとく、音のする方向に耳を動かすことができ優れた聴力を持ちながら、風の当たる方向に耳の正面を動かし、体温の調節もおこなっています。
眼は広い視野を見渡すことができますが視力は劣ります。
朝夕の薄暗いときなど活動が活発に動き回りますが、絶えず周囲を警戒しながらストレスをかかえみ、弱い立場の動物です。
鼻は縦に割れ目があり、鼻の穴開け閉めをする様が愛らしさを思わさせられます。
歯は上あごに切歯(前歯)4本、臼歯(奥歯)左右6本ずつ、下あごには切歯(前歯)2本、臼歯(奥歯)左右5本ずつの全部で28本あります。
歯は一生伸びつづけるので、食べ物など上下の歯がこすれる事によって噛み合う面がすりへり整ってきます。
1週間に約2mmも伸びる歯を、食物を食べながら自分で削っているのです。
飼育のウサギは、そこらじゅう片っ端からかじってしまうこともあるので目が離せません。
特に上あごの前歯4本のうちの裏にある2本は門歯といい、伸びすぎると牙のように尖り、自他ともに傷つけるので注意しましょう。
飼いウサギは病院などで削ってもらえます。
前足の指は5本、後足の足指は4本。
多くの種類のウサギの足の裏は、ネコやイヌのように肉球がなく厚い柔らかい体毛が生えています。
雪の上も草履をはいていると同じでしょうね。
前あしよりも後あしが長く、跳びはねるように走り、時速60~80kmで走ることができるようです。
日本のウサギは、毛の色は灰色や褐色の毛色ですが、雪深い地域の在来種のニホンノウサギは、冬は白毛に生え変わります。
ウサギの生態
アナウサギは草原や雪原、森林、湿原などに生息して、地中に複雑な巣穴を掘って集団で生活します。
ノウサギは草原や森林、農地などに単独で生息して、敵を感じると茂みの中に隠れます。
交尾と出産は一年中、妊娠期間は1ヶ月、多くて年6回の出産も可能で、1度の出産で1~7匹の子ウサギを産みおとします。
植物食の動物で、草や木の葉、牧草、樹皮、果実などを食べ、野生のウサギは昆虫なども食べるようです。
屋外で飼われているウサギは、アリなども舐めながら食べるようです。
ウサギにはニンジンと思われているようですが、自然界のウサギはニンジンは食べません。
野生での天敵はキツネやヘビ、カラスなどの小中型の肉食動物とワシ、タカ、フクロウなどの猛禽類(もうきんるい)です。
めったに鳴きませんが、後脚を地面にたたきつけたりすることで仲間などに敵に対する警戒や感情をコミュニケーションとして表わします。
体温は高く、38~40℃が正常体温です。
寿命は5~11年です。
ウサギの仕草
肛門に口を持っていき、口をモグモグとする動作は、「食糞行動」といい、未消化の植物など混じったフンをもう一度食べて消化させる行為です。
また、ウサギの唾液には、衛生成分が含まれているので、顔を前脚でなでたりする仕草は、脚に付けた唾液をその部分にまんべんなく付けている行為で、体の衛生状態を保っています。
ストレスに弱いウサギを飼うのは大変でしょう。
イヌやネコのように気安く遊ぶのもむずかしく、ちょとしたことでケガや体調異変にもつながります。
ウサギは表情がなく、ほとんど鳴き声を出しません。
体調の具合が悪いと隠そうとするため、普段からよく観察することが大切です。
かわいいからといって触りすぎたり、ちょっかいはストレスを与えてしまうので禁物です。
その子の様子の変化が少しでも分かりかけると、かしこい動物ですから、なついてくれる切っ掛けにもなります。
といっても、室内の中を散歩させたり、動作や仕草を見ているだけで癒されます。
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