日本は水の国 美味しい水道水の地域はたくさんあります
水道水には、「トリハロメタン」「ダイオキシン」「鉛」の3つの成分が主に含まれています。
もちろん、すべての水道水からこれらの悪い成分が含まれているわけではありません。
「カルキくさい」「色が濁っている」など、まずい水はこれらの成分が含まれている可能性があるので、必ず沸騰させてから使用するのが良いでしょうね。
また水道水で野菜洗いや浸して置いたりする際、塩素はビタミンC、B1、B2などを分解してしまうそうなので洗いすぎには注意です。
昨今は、水道水を浄水し、美味しい水にする浄水器やウォーターサーバー、カルキを取り除くフィルターなども多種多様に販売されています。
その為、自宅でも安心して美味しい水を飲めるようになりました。
水道水を飲んでカルキ臭い…と感じるのは、塩素(カルキ)が多く含まれているからです。
カルキは水道水を殺菌する為に入っていますが、良質な水ほどカルキの量は少なく入れられています。
お金を掛けずにカルキの取り除くには、水道水をナベなどに入れ、フタをせずに5分くらい沸騰させます。
長い時間沸騰させたら、必要なミネラルなども失われてしまうので注意してください。
その後冷ませばカルキ抜きは終了です。
水道水を4~5時間汲み置きすることも大切ですので忘れないでください。
また、ペットボトルに水道水を入れ、勢いよく振ることで口当たりが良くなると言われていますので、試してみたらどうでしょうか。
○美味しい水道水の基準は○
1.蒸発残留物が30~200mg、
2.硬度が10~100mg、
3.遊離炭酸が3~30mg、
4.過マンガン酸カリウム消費量が3mg以下、
5.臭気度が3以下、
6.残留塩素が0.4mg以下、
7.水温が20度以下。
○旧厚生省が選んだ、水道水のおいしい都市は○
1位は、「北海道」なかでも、帯広と苫小牧は特に美味しい水道水が飲めるようです。
2位は、「青森県」青森市と弘前市。
3位は、「秋田県」秋田市。
4位は、「栃木県」宇都宮市と小山市
5位は、「群馬県」の前橋市となっています。
5位まで紹介しましたが、水道水のおいしい都市は32位まで選んでいますので、日本中に美味しい水があるのですね。
○もっとも美味しい町のひとつが「帯広市」○
特に“美味しい水道水の基準”をしっかりクリアしており、水道水でもまるでミネラルウォーターのように美味しいと言われ、ミネラルウォーターよりも軟水だと言います。
帯広市の水道水がここまで美味しいと言われる理由にはいくつかあり、1つは「札内川」や「十勝川」など一級河川の清流が水源であること。
この河川が、帯広市の水道水を美味しくさせている要因の1つだと言われています。
自然は水道水に大きな影響を与えているんですね。
参考資料サイト(http://www.hotdrum.net/02/007.html)より
○もっとも美味しい町のもうひとつが「苫小牧市」○
米大リーグヤンキースの「マーくん」こと田中将大投手が3年間、勉学や野球と共にすごした町ですね。
苫小牧市をいつも見守っている樽前山。
静かに浄化されながら炭酸ガスやミネラルが与えられ「おいしい水」が創られます。
のどごし、清涼感、そして何より安全性。
そんな水をもっと知ってほしくてと、平成27年6月にボトルドウォーター「とまチョップ水」ができました。
内川、勇払川の水を浄化した水道水から塩素を取り除きボトル詰めしています。
発送販売もしているようです。
苫小牧市ホームペ-ジ
http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kurashi/jogesuido/sokatsu/tomatyoppu/tomatyoppusui.html
「総トリハロメタン」を減らす
トリハロメタンは、浄水場で使用される残留塩素と、川や湖の原水に含まれる腐植質といわれる成分が、化学反応を起こして4種類の有機塩素化合物ができます。
この4種類を総称して「総トリハロメタン」といいます。
「総トリハロメタン」には肝毒性や発ガン性があり、催奇形性を誘発することも動物実験で明らかになっています。
「飲み水は煮沸消毒をすれば安全」という話を聞きますが、それは化学物質が混入していない井戸水の安全性を高めるためのことであって、水道水には当てはまりません。
トリハロメタンは煮沸による熱の影響を受けて100℃の時点で最大5倍まで増加する特徴があります。
そして、100℃から、お湯がさめても総トリハロメタン値は下がりません。
つまり沸騰させながらトリハロメタンを飛ばしてしまうしかありません。
約5分沸騰させて半分、約10分沸騰させて1/4、約20分沸騰させて1/10のトリハロメタン値になりますが、トリハロメタンがなくなるには、お湯もなくなってしまいます。
といっても、トリハロメタン値を0にするのは不可能なので、沸騰したお湯をすぐ使わず、最小限は数分沸騰させてから使うのが良いでしょうね。
また、お風呂やシャワーなどは、揮発したトリハロメタンを吸い込むことも、飲む以上に危険といわれますので無視はできません。
トリハロメタンを減らすには、まずは水道水の残留塩素を浄水器等でなくすことから始めることですね。
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