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ソニーブログ

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遮熱性舗装と生活道路、マラソンコース

      2019/11/14

辞書では遮熱(しゃねつ)とは放射熱を遮蔽することをいう。

では遮蔽(しゃへい)ってなんなの?

おおいを掛けたりして、光線などからさえぎることだそうです。

暑さ対策として真夏などの酷暑時期は、少しでも涼しくなるように路面に打ち水をされる方もいると思います。

これと同じ効果になるのが路面の保水性舗装といわれる路面舗装があります。

ヒートアイランドに向け、車歩共有道、生活道路、駐車場、歩道、公園・遊歩道など実用と試験的に多く試されています。

 

もうひとつの酷暑対策としての遮熱性舗装って聞いたことがありますか?

今、話題の多い東京オリンピックのマラソンコースになるはずだった路面の舗装です。

マラソンコースはIOCのバッハ会長によって札幌市に変更されてしまいましたが、私はいきさつには問題があるにしても最終的には良かったのかなと思っています。

 

と言うのも

今夏に民間研究機関から“遮熱性舗装は逆効果”と提起された遮熱性舗装ってどんな舗装なんでしょう。

簡単には、基盤のアスファルト舗装の上に遮熱性樹脂コート材を吹付け塗装した路面のことです。

道路の舗装コーティング表面は赤外線を反射させて路面温度を下げ、夜間も舗装からの放熱量を減らすことができる舗装方法です。

路面温度が60℃に達したときに、10℃以上の表面温度の上昇抑制が期待でき、路面が赤外線を反射して蓄熱を防ぐそうです。

画像元:路面温度上昇抑制舗装研究会

 

国土交通省では、路面温度のさまざまな実験、シミュレーションをしてきたそうですが、この検証は、路面脇歩道の車道寄り部分に路面から50cmと150cmの箇所に観測計を置いたデータです。

気象観測(日射量、降水量、気温・湿度、風向・風力)も観測計の反対側の歩道の車道寄り部分で観測しています。

平均の観測値は高さ50cmでは遮熱性舗装の方が0.2℃低く、150cmでは0.1℃高い結果でした。

ほとんど変わらないんですよね。

そしてこれは、舗装路面真上の観測値や気象観測ではありません。

国土交通省の実験データは下記を参照
路面温度上昇抑制機能を有する 舗装技術の効果確認 国土交通省 道路局

 

画像元:路面温度上昇抑制舗装研究会

 

しかし路面の温度は下がっても、路面の上の温度は上昇する可能性のある研究結果が、今年8月30日に学会で発表されました。

樫村修生東京農業大教授(運動生理学・環境生理学)の研究チームです。

路面からの高さ50cm、150cm、200cmの高さでは、一般のアスファルト舗装より気温や赤外線、紫外線が高くなるという研究結果です。

特に遮熱性舗装面の高さ150cmでの気温は41℃で、一般アスファルト舗装より2.6℃高かく、暑さ指数も1.3℃高かったという報告です。

樫村教授は「太陽の反射熱が原因」と分析しました。

路面温度は遮熱性舗装の方が10℃ほど低いが、人が立つ顔周辺の赤外線は20倍、紫外線は4倍も高くなることが分かったそうです。

また、日射の強い日は1.5℃前後高くなり、最大で3℃以上高い時間帯もあったそうです。

 

暑さ指数は気温と同じく(℃)で表されますが、その値は気温とは異なり、湿度、日射・輻射(ふくしゃ)などの熱環境、 気温の3要素を考慮した指標です。

樫村教授は「暑さ指数が高いときはどうなるのかを計測しないといけない」と指摘しています。

 

国は明確な気温低下の観測結果も得られず、むしろ真逆のデータが民間から示されてしまいました。

国土交通省は、試走したアスリートが遮熱性舗装の道路を走って、「温度を低く感じた」ということを評価しているそうですが、低くなるというデータがない以上、走った人の気持ちの持ち方でそう感じたに過ぎないのではとも思ってしまいます。

 

2020年までに東京都のオリンピックマラソンコース(札幌に変更)やその他道路など136kmの遮熱性舗装の整備をするそうです。

1kmで1億9千万円ほどかかり、遮熱性舗装工事費だけで260億円の出費は、今後、是か非か問われるのでしょうね。

 

人が歩く生活道路や、歩道、公園・遊歩道、駐車場などの既存の遮熱性舗装もあります。

路面に、より近くに位置する子供や車椅子の方々から一般大人まで、路面からの反射による赤外線、紫外線をより多く受ける影響と熱中症のリスクが高くなる可能性など心配されますよね。

 

 

 

 

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