着物で歩きたい京都の路地
2017/11/30
京都旅行はぜひ着物を着てお楽しみいただくことをおススメします。
京都には着物姿がとても似合う。
これぞ京都!な路地がいくつもあることを知っていますか?
それらの路地に共通している点は、
1、人通りの少ない静けさに包まれている
2、奥まった路地裏にひっそりと
3、歴史を感じる景観が残されている
これら3点を満たした路地が「新橋通り」「宮川町」「島原」の3か所なのです。
その3か所の路地をご紹介します。
新橋通り
有名な白川南通りのすぐ裏にありますが、人通りが少なく、大人な雰囲気のカフェやお茶屋さんが軒をつらねていて、表通りのにぎやかさとは対照的な印象を受ける路地です。
通りの景色は花見小路の一部を切り取ってきたように似ていて、鉄道に使われていた石畳も、古い歴史を漂わせていて着物姿をより一層引き立ててくれそうに感じました。
宮川町
京都の5花街として知られていますが、実際に訪れてみると人も車もいないとても静かな裏通り、のように感じました。
昼間ももちろんゆっくりと撮影が楽しめるのですが、舞妓さんが通る道として穴場のスポットらしく、夜になると提灯が優しく灯り、なんとも幻想的な雰囲気に包まれます。
実際私も夕方の時間帯に、生まれて初めて本物の舞妓さんを拝見でき、感激したことを覚えています。
路地の中に舞妓変身処もあるので、京都の夜の思い出に、艶やかな舞妓姿で撮影してみてはいかがでしょうか。
島 原
ここもかつてはとても栄えた花街だったのですが、時代の移り変わりとともに衰退してしまい、今は住宅街の中にひっそりと面影を残す裏路地となってしまいました。
しかし、さすがは元花街です。
石畳の道に古いお茶屋さんが並び、今なお現役の置屋さんもあれば、花街の入り口を知らせる大門まで残されていてその姿は圧巻です。
人の気配ももちろん少なく、いたるところで気ままに撮影できる場所なのでおススメです。
新選組も足しげく通ったお茶屋さんである角屋では、中を見学することもでき、当時の宴がとても雅なものであったことが伺えます。
京都のしっとりとした歴史深さを感じさせる街並みは、日常生活で疲れた心を不思議と癒してくれるように感じます。
普段あまり袖を通すことのない着物と京都の路地のセットで、忘れかけた日本の心を思い出す時間も、なかなか贅沢な過ごし方と言えるのではないでしょうか。
3つの路地以外にも、着物が似合う京都らしい路地は、まだまだたくさんあると思います。
ぜひお気に入りの着物姿で、静かな路地裏にある、歴史を感じさせる景観の残された秘密の路地を見つけてみてはいかがでしょうか。
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