おいしいお米は全国から生産されています
2017/11/30
お米は、今から約2000~3000年前、九州に伝わったと言われています。
お米づくりには、日本の高温多湿な気候が適しました。
その後、近畿から東海、関東、東北、北海道へと広まりました。
私たちが普段食べているお米は、含まれているでんぷん質の量によって「うるち米」と「もち米」に分けられます。
また、米の品種は、現在300種類もあるそうです。
その中で有名で人気のあるお米はほんの一握りしかありません。
わたしたちが主食として普段食べている「うるち米」は、あまり粘り気はないタイプのお米で、それに対して「もち米」は粘り気の多いお米で、お餅や赤飯、おこわなどにして食べられています。
日本穀物検定協会のお米の評価の方法
特A米(最上級)
日本穀物検定協会が「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目にわたって食味官能試験を行い、その中で特に良好な米を「特A」と認定します。
一等米
農産物検査法に基づき、コメ粒の形や色などによって1~3等と「規格外」に等級を分けて判断します。
その中で形が整ったコメ粒の割合が70%以上で、着色した粒などの割合が15%以下のお米が一等米と呼ばれます。
各産地のお米の特徴
《コシヒカリ》
○ 主要産地: 新潟、茨城、栃木
○ 名前の由来: 「越(こ)しの国に光輝く」と願いをこめています。
○ 特徴: 日本のお米の代名詞であり、粘り、つや、甘みともに優れてます。
○ 用途: 和食、洋食、お弁当
《あきたこまち》
○ 主要産地: 秋田、茨城、岩手
○ 名前の由来: 小野の里に生まれたと言われる小野小町にちなみ願いをこめています。
○ 特徴: 小粒で艶やかに炊き上がり、適度な弾力がある。味のバランスに優れてます。
○ 用途: 和食、洋食、中華、お弁当、丼もの
《ひとめぼれ》
○ 主要産地: 宮城、岩手、福島
○ 名前の由来: 出会った途端に一目惚れし、全国の皆さんに愛される米と願いをこめてます。
○ 特徴: やや大粒で、甘み粘りのバランスが良く、どんな料理にも合わせられます。
○ 用途: 和食、洋食、中華、お弁当、丼もの
《ササニシキ》
○ 主要産地: 宮城
○ 名前の由来: ササシグレとハツニシキを掛け合わせて誕生したことから命名しました。
○ 特徴: 小粒であっさり、さっぱりした飽きのこない味で他の食材の味を引き立たせます。
○ 用途: 和食、寿司、丼もの
《ヒノヒカリ》
○ 主要産地: 熊本、大分、福岡、鹿児島
○ 名前の由来: 西日本(九州)を表す「日(太陽)」とご飯の光り輝く様から命名しました。
○ 特徴: もっちりした食感、程よい粘り。丸みを帯びた小粒でしっかりした米粒が特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、中華、お弁当、丼もの、カレー
《はえぬき》
○ 主要産地: 山形
○ 名前の由来: 山形で生まれた、生え抜きのお米が飛躍し続ける事に願いをこめて命名しました。
○ 特徴: ふっくらした炊き上がり、甘味、歯ごたえがあるお米で、冷めてもおいしいです。
○ 用途: 和食、洋食、中華、丼もの、カレー
《森のくまさん》
○ 主要産地: 熊本
○ 名前の由来: 熊本は森の都であることから、「森」、「熊」、「産」を取り命名しました。
○ 特徴: 粒はやや細見で中程度、もっちりとした食感と程よい粘りが特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、中華、丼もの
《ゆめぴりか》
○ 主要産地: 北海道
○ 名前の由来: 北海道民の「夢」に、アイヌ語で美しいを意味する「ピリカ」を合わせて命名しました。
○ 特徴: 食感がもちもちしつつも、柔らかめでお米としての味が濃いのが特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、中華、お弁当、丼もの
《キヌヒカリ》
○ 主要産地: 滋賀、兵庫、埼玉
○ 名前の由来: 炊き上がりのご飯の色が白く、絹のようにつややかな米肌を表わして命名しました。
○ 特徴: 小粒で粘りはソフトでさっぱりしてい艶やかに炊き上がるのが特徴です。
○ 用途: 洋食、中華、お弁当、丼もの、カレー
《ななつぼし》
○ 主要産地: 北海道
○ 名前の由来: 北海道の澄んだ空気の下、北斗七星など星が綺麗に見えるイメージから命名しました。
○ 特徴: 米粒がしっかり、程よい甘みであっさり味。冷めてもおいしいのが特徴です。
○ 用途: 和食、カレー、寿司、お弁当
《にこまる》
○ 主要産地: 長崎
○ 名前の由来: 北おいしくて笑顔がこぼれる品種である事と、粒の張りの良さを表現しています。
○ 特徴: 丸みを帯びた大粒で、艶が良くもちもち感と、強い粘りがあるのが特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、カレー
《つや姫》
○ 主要産地: 山形、宮城、島根、大分
○ 名前の由来: 炊き上がりの艶と輝き、10年大切に育ててきた想いを「姫」の文字に込めて命名しました。
○ 特徴: 名の通り艶があり、粒揃いが良く、食味が良いお米。特別栽培が基準なのも特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、中華、丼もの
《きらら397》
○ 主要産地: 北海道
○ 名前の由来: キラキラと輝く雪のイメージと艶々とした白いご飯を連想させる事から命名しました。
○ 特徴: 名の通り艶があり、粒揃いが良く、甘みの強いお米。特別栽培が基準なのも特徴です。
○ 用途: 和食、中華、寿司、カレー
《ミルキークイーン》
○ 主要産地: 東北以西
○ 名前の由来: 玄米の様子が透明で、お米の色が乳白色に見える所から、米の女王と命名しました。
○ 特徴: 低アミロース米で粘り、もちもち感が強く、時間を置いても味が落ちないのが特徴です。
○ 用途: 洋食、中華、お弁当
《さがびより》
○ 主要産地: 佐賀
○ 名前の由来: お米を収穫する時に笑顔で晴れやかな日を迎える、その「思い」を込め命名しました。
○ 特徴: 粒が大きく、もちもち感が強く、食感や甘みがしっかりしているのが特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、中華、カレー
《まっしぐら》
○ 主要産地: 青森
○ 名前の由来: 米の食味・品質の追求に「まっしぐら」に、真剣に取り組む気持ちを込めて命名しました。
○ 特徴: 硬めで粘りが少なくさっぱりとした食味で、粒ぞろいが良いのが特徴です。
○ 用途: 和食、洋食、中華、丼もの、カレー
《あさひの夢》
○ 主要産地: 群馬、栃木、愛知、山梨
○ 名前の由来: 親である「旭米」の性質を受け継ぎ改良した夢の気持ちを込めて命名しました。
○ 特徴: 中粒で粘りは少なく、あっさりしたの食味で、味の主張が少なく合わせやすいです。
○ 用途: 和食、洋食、中華、カレー
《こしいぶき》
○ 主要産地: 新潟
○ 名前の由来: 「越後(こし)の新しい息吹」という気持ちを込めて命名しました。
○ 特徴: コシヒカリの系統だが、比較的あっさりし、粘りも少なく和食に合わせやすいです。
○ 用途: 和食、寿司、カレー、弁当
《あいちのかおり》
○ 主要産地: 愛知、静岡
○ 名前の由来: 「香るように芳醇な味」という、そのおいしさに対する形容から命名しました。
○ 特徴: 適度な粘りを持ち、あっさりとした口当たりだが、大粒で存在感があります。
○ 用途: 和食、洋食、寿司、弁当
《ふっくりんこ》
○ 主要産地: 北海道
○ 名前の由来: お米の一粒一粒がふっくらとした美味しそうなイメージから命名しました。
○ 特徴: ふっくらと柔らかく、甘みのあるお米で、適度な粘りでバランスが良いです。
○ 用途: 和食、洋食、中華、弁当
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