素人講師たちによるソバ打ち体験教室に参加したけれど・・・お粗末でした
昨年の秋に、私の住んでいる市が企画したソバ打ち体験教室に参加しました。
この催しは毎年、市の農業振興課が企画して、調理施設が設備されている農業振興センターで春と秋に開催される定期講習会のひとつですが、参加希望者が多くとてもにぎわいます。
参加申し込み日には電話が殺到するというので、受付時間開始と同時に申し込みを済ませておきました。
その努力に甲斐があって何とか参加することが出来ましたが、受付番号を確認するとそれでもラストから3番目の順番でした。
いよいよ当日、お決まりのエプロンと三角巾を用意して会場に行くともうすでに参加者が大勢いて点呼中でした。
全員そろって40名いました。
参加料金は1500円でソバ打ち体験としては普通の料金のようです。
講師は隣の市の料理研究会のメンバー5人で、素人ですが経験豊かな人だという紹介が市の職員からありました。
最初にリーダーらしき人が全体の手順を説明し、そのあとグループに分かれてそばのコネ方から延ばし方や切り方まで実習するのですが、リーダーさんの1回の説明だけでは要領を十分に理解できた受講者は少ないと思います。
ですが、それぞれのグループの講師は、何も手順を教えずに受講者の様子を後ろで観ていてダメ出しをするだけです。
聞いても何も答えずに横柄な態度をしたり、受講者を目の前で罵倒したり嫌味を言ったりするだけです。
みんなが不満顔で無視し始めると道具を横取りして1回だけ見本を見せて、あとはやってみろとばかりの傲慢な態度です。
参加者はみんな、「こんな講習会だったら来なければよかった」と口々に講師の怠慢ぶりをなじっていました。
私たちの払った料金が講師たちにどのくらい渡っているのかは分かりませんが、お金を受け取って講師を引き受けたのならばそれなりには責任とサービス精神を持って受講者に接するべきです。
そばつゆにしたって作り方を教えるべきですし、市販品の批評でそれに替えるというのはいかにもお粗末です。
今回は散々な講習会でしたが、やはり申し込みをする前に講師が誰なのかをしっかり確認すべきだったと反省もしております。
やはり、プロはそれなりに苦労をしてその道を極めた人でしょうし、お金を取る意味を十分理解しているハズなのでたぶん大丈夫だったでしょう。
素人グループが、趣味の家庭料理ぐらいの腕で、お金を取って講師を務めるような体験教室には絶対に参加してはいけないと実感した次第です。
◇
尚、我々参加者のほぼ全員が嫌な思いをしたことを事後のアンケートに記入して送っていたので、今年の春のソバ打ち体験教室は開催されなくなったと市の広報紙に書かれていました。
当然の事ですよね。
そこで今年は有志数名が、あの講習会に参加した受講者メンバーを誘って、今度はプロを招いて同じ農業支援センターでソバ打ち体験復習会をしようと声が上がっていて、私もそれには参加してみるつもりです。
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