美しく楽しい飴細工は日本の伝統工芸でした
和鋏(握りばさみ)を使って動物などいろいろな形に細工する飴細工ですが、昔はまだ「飴細工」という呼び名ではなく「飴の鳥」という呼び方でした。
飴細工の始まりは、平安時代に京都の飴職人が、お供え物として作ったのが始まりと言われています。
その後、金太郎飴のような飴などをつくり、様々な形に工夫をかさねた飴細工に加工して京都の町で売り歩きました。
今の飴細工の原型である「飴の鳥」は江戸時代前期頃には始まっていて、江戸時代中期に日本全国に広まったと考えられます。
昭和の初め頃までは「飴の鳥」という呼び名も残っていた地域もあったようです。
今のスタイルになってから400年の歴史にもなるのですね。
◇
◇
ストローなどの管の端に飴をつけて吹いて飴をふくらませながら、赤・青・黄の食紅を使って色を付け加えていき、動物などの形に作っていきます。
縁日やお祭りなどでも見られますよね。
◇
◇
◇
◇
◇
◇
バレンタインデー?チョコを抱いたウサギの飴細工。
画像元:プリ画像
◇
◇
◇
◇
飴細工は一部を除いて、大道芸や伝統工芸の1つと見なされてきましたが、洋菓子作りが趣味として一般化するにつれてその技法の1つである飴細工が広く認知されはじめ、カルチャースクールの洋菓子作りのカリキュラムなどで取り上げられるようにもなりました。
また食用とせず飴を素材にした装飾品とするなど、ショーウィドーを飾っています。
参考資料:『昔懐かしい飴細工』、日本文化いろは事典、ウィキペディア
More from my site
関連記事
-
-
広島生まれが紹介する定番と豆知識
広島県で生まれ、大学で上京するまで18年間広島県に住んでいました。 そこで、地元 …
-
-
「星の砂」はサンゴの棲むきれいな海に棲んでいる
星の砂は、海の原生生物である有孔虫の殻が星の形をした砂状に堆積物したもので、星の …
-
-
桜、梅、桃の違いを見分けましょう
桜、桃、梅はみんなバラの仲間(バラ科サクラ属)だから、花もとってもよく似ています …
-
-
卵の殻を捨てるのはもったいない / 食べて栄養補給
卵は黄身と白身でさまざまな料理にされて食べられますが、その殻も捨ててはもったいな …
-
-
ネットスーパーに登録 ポイント集めて商品券に交換 お得感に満足
イトーヨーカドーネットスーパーが紹介されていました。 会員登録をし、5000円分 …
-
-
細分化で掃除の負担を少なくする
毎日忙しく時間に追われた生活をしていると、家事の中でも一番後回しになりがちなのが …
-
-
ウェットスーツを買ったのに仕事が忙しくて海に行けなくなりました
私は20代前半の頃サーフィンをしていたことがあります。 ちょうど社会人になって収 …
-
-
夏バテの原因は生活習慣-知らないと損する夏バテを乗り切る方法
夏バテとは、高温多湿な日本の夏に身体がなんとか対応しようとしてしきれなかった結果 …
-
-
毎日 充実した生活を送るために
毎日を充実させる生活をしたい時は、今やっていることに集中すると満足感が増してきま …
-
-
穴あき生ごみ袋が自宅で作れます!!
この便利グッズはかなり前ですが、西武百貨店の台所用品売り場で購入しました。 50 …
- PREV
- 2017☆名所スポット初日の出時間
- NEXT
- 友人と車で九州一周旅行