ブルーインパルスの美しい編隊飛行
2025/06/21
宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」
それがアクロバット飛行をする航空自衛隊の専門チーム、ブルーインパルスです。
初代の機体はF-86F(アメリカ製)、当時の航空自衛隊の主力戦闘機でした。
1960年8月、浜松基地第1航空団第2飛行隊内に「空中機動研究班」として誕生します。
第18回東京オリンピックの開会式はで、スモークで五輪のマークを描きました。
大阪の万博博覧会開会式でも EXPO’70の文字を描いています。
2代目の機体はT-2練習機(国産)
1982年1月、松島基地第4航空団第21飛行隊内の「戦技研究班」として発足しました。
大阪国際花と緑の博覧会の開会式などで飛行をしています。
3代目の現在の機体は、1996年4月から使われているT-4練習機(国産)
全幅 9.9m
全長 13.0m
全高 4.6m
乗員 2名
最大速度はマッハ約0.9(約1,040km/h)
航続距離約1,300kmです。
米空軍50周年記念では初渡米して、ネバダ州ネリス空軍基地でアクロバット飛行をしています。
長野オリンピック冬季競技大会の開会式や
2002年のFIFAワールドカップの開会式、
横浜港開港150周年記念での飛行など、大きな催しにはブルーインパルスが花を添えました。
2014年5月には、2020東京五輪のために解体される旧国立競技場に別れを告げるイベントの際、同競技場上空でアクロバット飛行を行いました。
編隊飛行
軍などのパイロットにとって編隊飛行は必須の技能といわれ、航空自衛隊ではパイロット養成段階で訓練が行われているようです。
編隊を組むことによって燃費も向上でき、戦時下を考えれば、編隊によって空中戦術を様々に構築でき、有利な態勢で空戦を展開できます。
ブルーインパルスのアクロバット飛行でも、編隊の形の美しさと高度な飛行技能を知らしめてくれます。
ブルーインパルスの機体の飛行間隔は6段階あり、翼と翼が1m以下まで近づくこともあるそうで、間隔が狭い順にアルファ、ブラボー、チャーリー、ベスト、エコー、ワイド形と呼ばれています。
間隔は安全性や地上からの見栄えなどを考慮して決めているそうです。
基本となる16隊形
More from my site
関連記事
-
-
同級会は楽しいけれど みんなに会いたいと思う日までお預け
お酒は楽しく飲みたいものですが、時と場合によってはそうはいかなくなる時もあります …
-
-
日本のロケット開発 試行錯誤の生産と成功への歴史
日本の宇宙開発 日本の宇宙開発は、1950年代の半ばに糸川英夫が大 …
-
-
陶芸作りに挑戦 充実感あふれる作業
陶芸製品は身近に接する事が多く、家には必ず置いてあるほど欠かせない存在です。 湯 …
-
-
トウフをくずさない工夫
トウフの水切り トウフは元来、水っぽい(80%以上)ですから、水切りすることはた …
-
-
生ゴミは冷凍して臭いもスッキリ
夏場の残飯の臭いって嫌ですよね。 皆さんはどういう風に処理されていますか? 匂い …
-
-
子供達の食育に 無農薬で収穫できる家庭菜園
北海道は夏が短いので家庭菜園で栽培できる野菜や果物が限られています。 天気によっ …
-
-
汚れてしまったぬいぐるみを綺麗にしてみましょう
かわいいぬいぐるみは、幼児のオモチャとはかぎりません。 ちかごろでは、子供のいな …
-
-
500円硬貨の秘密とは
先日、買物のおつりの500円硬貨を見ていたら、ちょっと違うような硬貨を見つけまし …
-
-
北区王子に住んでいた小学生時代の思い出
私は地方出身ですが、父親の仕事の関係で、小学生時代に東京に何年か住んでいたことが …
-
-
垂直離着陸機(VTOL機) オスプレイV-22
オスプレイ(V-22”Osprey”)とは、アメリカのベ …
- PREV
- 臭くなった靴下はホウ酸で洗うとスッキリ臭いなし
- NEXT
- 北海道に移住したご先祖様たち