九州に住み始めて10年以上経ちました
小学4年生のときに父親の仕事の都合で関東から九州に引っ越すことに。
県外への引越しは初めてで直前まで全く状況が飲み込めなかった私。
残り少ない関東の生活を送るうちに、だんだんと募る「友達と離れ離れになりたくない」という思い。
その思いの理由は、日ごろからクラスメイト達や友人達の温かさと優しさに触れていたからでした。
そんな関東を離れ、九州に来てから待ち受けていたことは・・。
◇
実は関東に住んでいたときも父親の仕事の都合で県内を転々としていて、私が把握している限りでも4回は引っ越しをしています。
でも県外への引っ越しは初めてでした。
ある日県外へ引っ越すと両親に聞かされたときは、状況が飲み込めませんでした。
しかし当時仲が良かった友人数名が最後の思い出作りに一緒に地元で遊んでくれたり、担任の先生とクラスメイトがお別れ会を開いてくれたり、そのお別れ会でメッセージ入りの色紙をくれたことによって「あ、私引っ越すんだ・・・」と実感しました。
同時に「こんなにすてきな友人やクラスメイト達がいる関東から離れたくない」という思いも募ってきました。
まだ地図を習っていませんでしたが、両親の実家が九州ということもあり、九州がどこにあるか、引っ越し先が母親の生まれ故郷の県だということも把握していました。
◇
引っ越し当日は仲良い友人数名と幼稚園のときから付き合いのある幼馴染姉弟、そして同じ社宅に住んでいて付き合いの深かったご家族の方々が集まってくれました。
彼らに見送られたときは泣きそうになりましたね。
ちなみに九州までは高速道路を使って数日かけて向かったわけですが、私だけでなく姉と弟もいたので普通車での車内泊は、十分足を伸ばせなかったのがきつかったのは覚えています。
◇
色々ハプニングがありつつも九州に着いたわけですが、着いて早々驚いたことは「水の美味しさ」でした。
引っ越し先の近くにラーメン屋さんがあったので行ってみようということになったのですが、メインのラーメンの前に出された水を一口飲んであまりの水の美味しさに感動しました。
何杯もおかわりしたことを覚えています。
母親の実家に行ったときは水を飲む機会がなかったせいか気付きもしませんでした。
◇
そして始業式の日、私の他にも数名の転校生と共に生徒たちに紹介されました。
休み時間にしばらく一人でぼんやりしていたら、私に興味を持ったクラスメイト数名が近寄ってきました。
九州の人は話すスピードがはやいというのは母親とおばと祖母で検証済みですが、母親家族以外の人が話すのを聞くのは初めてなので、聞き取るのには苦労しました。
今は自分もすっかり早口になっていますが、方言は母親家族で聞き慣れているので大変助かりました。
しかし中には分からない単語、関東ではない習慣もあったりして最初は戸惑いましたが、今ではそれが当たり前になり、九州に住み始めてかれこれ10年以上経ちます。
九州に住み始めて10年以上経った今。
住み始めた当初は方言に関東にはない習慣に戸惑い、不安な日々を送っていましたが九州には九州の人の優しさや温かさや個性があることが分かりました。
引っ越しは色んなメリット、デメリットがあります。
大人となった今、県外に引っ越す機会があるなら、その土地の方言や習慣、食べ物など楽しむようにしてみたいですね。
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