北国のたくましい野良ネコたち
2019/05/12
”ゆ~きやこんこ あ~られやこんこ
ふってもふっても まだふ~りや~まぬ
い~ぬはよろこび に~わか~けまわり
ね~こはコタツでまるく~なる~♪ ”」
という童謡の歌がありますが、北国の野良ネコたちは愛おしくも逞しく生きています。
私は北海道の札幌に住んでいますが、近年のネコちゃんブームもあって、外で暮らすネコに時たま遭遇して目を奪われます。
とくに冬に屋外で活動するネコは少ないですが、それでも野良チャンがうろついている光景は結構見ます。
12月になると外気は氷点下の世界で、1月2月は-10℃超えのときもあります。
歩いていると耳鼻顔面などはヒリヒリとして体の芯から冷えそうで、防寒コートと手袋なしでは長時間の外出はできません。
そんな外気のなかで、冬シーズンの4ヶ月間ほど寒さに耐え抜くネコたちです。
雪道の真ん中を背中を雪で真っ白くしながら歩いているネコ。
道路の側から雪をかきわけながら道を斜めに横断するネコ。
駐車の車の下で暖をとるネコ。
道路脇の雪の山に、何かの熱でポッカリとかまくらのように小さな穴があいた中に丸くなって暖を得ているネコ。
屋外階段下の雪の小さな隙間にうずくまっているネコ。
古い物置小屋の軒下の板壁と雪の間の隙間に挟まるようにして、頭だけキョロキョロ動かし周りを警戒しているネコ。
屋内暖房用の排気口が地面に近いところでは、排気口の下の溶けた雪上にたたずむネコ。
ネコちゃんの細かい体毛は防寒服なんでしょうね。
時には未住居の古いアパートのベランダの戸窓が少し開いていて、そこを出入りしているネコたち。
外気が寒いので道路上のマンホールのフタは暖かく、そこだけ雪が溶けて陥没状態になりますが、極端に車通行の少ないマンホールのフタの上で暖をとるネコもいます。
危ないよね!
ネコは思っていないでしょうが命がけです。
雪が降っていても、寒く風の強い吹雪の外でも、なんのこれしきとばかり野良チャンたちは悠々と動きまわっているようです。
歩く姿は悠々ですが、警戒心は強く人や音には敏感です。
そして皆、目を光らせ、こちらを警戒しているように見つめ返してきます。
特に夜は、雪雨風などをしのげる場所を上手に探しだす能力が本能的に身に付き、その場所に有り付くように感じさせます。
エサの確保もあり、冬のこの厳しい条件下で寿命は飼い猫よりはずっと短いようですね。
冬期の環境に順応し耐え抜き、そして賢い野良が生き残り、新たな春を迎えます。
More from my site
関連記事
-
-
2代目猫ちゃんは靴下を履いた白黒猫
小学生の頃に出会った1代目猫のオスのミー。 外に出ては他の猫とケンカばかりしてい …
-
-
ネザーランド・ドワーフとの暮らし
昨年の暮れから家族の一員として暮らしているウサギのネザーランドドワ …
-
-
ハムスターで一番可愛くて飼いやすい「キンクマ」とは
「キンクマ」っていうとなんの動物かご存知でしょうか。 「キンクマ」っていうのはハ …
-
-
犬の主治医探しと健康
我が家では、マーブル(パピヨン10歳)と(ダックス9歳)を飼っています。 高齢に …
-
-
「うさぎ」ってこんな動物です
2023年の令和5年、今年はうさぎ年です。 学校や家庭でも飼ってい …
-
-
猫と暮らす癒し一杯の我が家
今までにペットと一緒に暮らすのは初めての体験です。 独身のころ実家で大型犬を飼っ …
-
-
ペットを飼いたいけれども飼えない人 こんなペットはいかが!
ペットを飼いたいけれども、飼えない人は、多いのではないでしょうか。 住むところの …
-
-
ハムスターとの思い出「2度もごめんなさい!」
学生の頃と結婚後、2回ハムスターを飼いました。 私が飼ったことのある唯一の哺乳類 …
-
-
ねこのケガに右往左往 やっぱり早い手当て
ペットの一大事 に何をしたらいいのか、飼い主なら知っておきたいことです。 病気、 …
-
-
二匹のプードルはいつも元気いっぱい
夫が犬をほしがるようになり、半年ほど毎日説得され、とうとう犬を飼うことにしました …
- PREV
- 500円硬貨の秘密とは
- NEXT
- 花粉シーズンを快適に過ごしたい!
Comment
Thanks for the article post.Really thank you! Great.