1月7日は「七草の節句」疲れたお腹に七草粥を食べよう
2017/11/30
古来中国では、正月の1日をニワトリの日、2日をイヌの日、3日をイノシシの日、4日をヒツジの日、5日をウシの日、6日をウマの日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。
7日目は人の日(人日)として、犯罪者には刑罰は行わないことにしていました。
また、この日には7種類の野菜(七草)を入れた汁物を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草がゆとなりました。
日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着しました。
「七草」とは、せり・なずな、ごぎょう・はこべら・ほとけのざ、すずな・すずしろの七種類のことで、春の七草をいいます。
元々の「七草」は秋の七草を指し、小正月1月15日のものは「七種」と書きます。
この七種も「ななくさ」と読み、一般には正月7日のものを七草と書くため、今日では、風習だけが形式として残りました。
これらの事から、人日の風習と小正月の風習が混ざり、一年の無病息災を願って、1月7日に「七草粥」が食べられるようになったと考えられています。
また、お正月などの祝膳や祝酒で弱った胃を、休める為食べられるようになったとも言われています。
また、新年になって初めて爪を切る日、爪切りの日にもなっています。
七草を浸した水に爪をつけ、柔かくして切ると、その年は風邪をひかないと言われています。
七草粥の作り方は
おかゆが炊きあがったら、塩少々をふりかけ、刻んだ七草を入れ、かるく混ぜ合わせてフタをして5,6分置きます。
茶わんに盛っていただきます。
ちなみに、
○ 秋の七草は
おみなえし、おばな、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ の七種類。
春の七種と違い、秋の七草に直接何かをする行事は特になしです。
秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく観賞するためのもので、「秋の七草がゆ」も存在しません。
○ 昔の七草は
いね、あわ、きび、ひえ、ごま、あずき、むつおれぐさ の七種類。
春の七草や秋の七草とは異なります。
○ 夏の七草は
あかざ、いのこづち、ひゆ、すべりひゆ、しろつめくさ、ひめじょおん、つゆくさ の七種類。
戦時中の食糧難の時節にも食べられる植物として、「夏の七草」に選定されました。
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