富山県魚津市にある魚津市立の魚津水族館。
「ダイバーによる富山湾大水槽お食事タイム・お話タイム」やイシダイの輪くぐりが見られる「おさかなショー」、屋外プールでの「アザラシやペンギンのお食事タイム」などイベントも充実している水族館です。
■日本最古の水族館?
現存する水族館の中では最も歴史の古い水族館で、なんと1913年に開業を開始したそうです。
つまり、なんと100周年越えなのです。
ただ、数年前にリニューアルはしたみたいですので、建物自体は綺麗でした。
ちなみに館内には、皇室の人だったり、有名人だったりが来訪されたときのパネルが展示されていますので、リニューアル前は木造の建物だったのが良くわかります。
■入口にいる幻の魚
入場口は階段を上って2Fなのですが、その階段を上るところに幻の魚はいます。
その名を「イトウ」。
イワナを巨大化した様な魚なのですが、今では北海道でしか生息していない、幻の魚と呼ばれているイトウが、入場料を払わなくても間近で見る事が出来るのです。
ちなみに、ちょっと右の方に行くと、ペンギンもいます。
普通でしたら、入場料を払わないと見れないと思うのですが、この水族館はサービスがすごいですね。
■海のトンネル
館内最大の水槽は「富山湾大水槽」という名前。
そして、この水槽は、トンネル水槽となっていますのでまさに海のトンネルです。
今となってはお馴染みのトンネル水槽ですが、実はこの水槽が世界で初めて作られたトンネル水槽なんだそうです。
ちなみに案内板を見ると、この水槽は水量が240tもあります。
世界最古のトンネル水槽に、240tです。
いろいろな意味でちょっと心配になりますね。
そして、そのトンネルの中にはいろいろな飾りものが。
この辺りがお手製の水族館であり、首都圏の水族館には見られないアットホームな感じを醸し出しています。
■ダイオウイカ!
特別展示「ダイオウイカ」がいました。
と言っても生きているわけではありません。
富山湾で陸揚げされたダイオウイカを展示するものです。
その場所はなぜか、富山湾大水槽の上。
そして、生臭いにおいがするからなのか、一般の通路から一歩入ったところにありました。
肝心のダイオウイカですが、3つ折りに折りたたまれていたので、感動も1/3に。
しかし、通常のイカが隣に置かれていましたがその数百倍の大きさでした。
こんな展示の仕方が出来るのも魚津水族館のローカルさがあるからこそですね。
まったく、日本最古という水族館ならではのアットホーム感のある水族館です。
日本最古の水族館、日本最古のトンネル水槽ととにかく古い水族館なのですが、展示事態はぜんぜん古臭くなくて現役でやっていける水族館でした。
全体的に小さい水族館なのですが、富山湾の生き物にこだわった展示が多く、ローカルに特化したことで郷土愛を感じます。
また、富山といえば「ブリ」。
このブリが主役である事を一生懸命にアピールしていたのは、なんかほのぼのとしました。
この水族館は飽きる事なく楽しめます。