函館には「函館朝市」、「はこだて自由市場」、「中島廉売」と、3つの大きな市場があります。
「函館朝市」は青函連絡船の乗り場のあった港から300mほどの、市の中心部から港側にあります。
そこから市の中心部に向かい200mほど歩いて、函館駅前の電停から五稜郭公園前、湯の川方面の市電に乗り、そこから2つ目の新川町で降りて100mちょっとで「はこだて自由市場」に行けます。
「中島廉売」はその市電で、新川町から3つ目の堀川町で降り、向かいの路地へ100mほど歩いていくと右手に魚屋通り名店街、突き当たって中島廉売大通りに出ると、さまざまな廉売店舗と露天区域もあります。
「函館朝市」
北海道一の大市場は「函館朝市」。
早朝5時には威勢のいいかけ声が飛び交い旬の魚や野菜、果物、乾物、菓子などなどが450軒もの店舗がひしめきあってにぎわいます。
ウニ、イクラをのせた海鮮丼やイカソーメン、三平汁などが食べられる、どんぶり横丁市場や食堂も多数あり、多くの観光客の人気を集めています。
広いドームの中には、新鮮な野菜や旬の山菜が並び、素朴な函館弁があちこちで飛びかう空間です。
鮮魚店などは午前11時までにほとんど売り切れてしまいます。
早めに見て廻りましょう。
【住所】: 函館市若松町9-2(JR函館駅 西口から徒歩1分)
【営業時間】: 5:00~12:00頃(一部15:00頃まで)
【休日】: 日曜
「はこだて自由市場」
はこだて自由市場は駅前の繁華街に近くて鮮魚や青果、乾物など約60店舗ほどの店が並んでいます。
魚介類はカニから高級魚まで豊富に何でも揃っています。
活イカは水槽で泳ぎまくり!
プロの料理人達も仕入れに来る市場として知られていて、品質や価格にも信頼されています。
函館自由市場がこの地に産声をあげたたのは、終戦を迎えた昭和20年の夏。
今のグリーンプラザ付近に渡島・桧山管内、また遠くは青森からもヤミ米・野菜・魚などが運び込まれ、自然発生的に青空市場で取引が始まり、ヤミ市は飢える市民に無くてはならない存在になりました。
この愛称「ヤミ市場」が、“自由市場”の起源です。昭和26年、現在地に市場を建設。まさに名の通り、自由市場。
それが、平成7年12月31日の大晦日未明に総てを焼失したのです。
しかし、組合員の大変な努力と情熱、市民の支援、行政のサポート、全国からの励ましなどで平成8年8月8日、現在の新生「はこだて自由市場」が新しくオープンしました。
【住所】: 函館市新川町1-2(JR函館駅から徒歩10分)
【営業時間】: 7:00~18:00頃
【休日】: 日曜
「中島廉売」
中島廉売はその名の通り、函館で一番安い市場です。
ユニークかつ昔ながらの店が多くあり、約70の店舗と露店が軒を連ねてた商店街です。
鮮魚、野菜、果実、生花、惣菜などが安く手に入り、庶民の台所といえます。
衣料品や薬局にクリーニング店などもあり、昭和の中頃の残るたたずまい。
中島廉売大通りには露天の店舗もあり、ブラッと見て回っても心落ち着く楽しい市場です。
【住所】: 函館市中島町23-68 (市電堀川町電停より徒歩3分)
【営業時間】: 7:00~19:00頃
【休日】: 日曜