私が20代半ばくらいの頃の話です。
当時、2ヶ月に一度くらいの頻度で学生時代の友人と集まって飲み会をしていたのですが、一度とある大衆居酒屋に行った所、ぼったくられそうになりました。
かなり皆飲んで酔っ払っていたのですが、会計がおかしい!とすぐに気がついて直させたのです。
それが女友達、女性ってやっぱりすごいなーと改めて思いました。
その時は夏だったので、昼間から集合して皆で海に遊びにいきました。
その後いつものように居酒屋へ…。
そもそも当時はあまり今のようなお洒落な居酒屋は少なかったですし、遊びに行った海は少し田舎のほうにありましたので、海の近くにあった居酒屋に入りました。
5時過ぎには入店していたのですが、その居酒屋では午後7時までは生ビール一杯100円!
もちろん皆100円ビールをガバガバと飲みました。
楽しい時間は過ぎ、100円ビールの時間が過ぎると、ビールの注文は終了。
その後それぞれ少し日本酒を飲んだりカクテルを飲んだりした後会計をお願いしました。
しばらくして、高校生くらいに見える若い男の子の店員さんが合計金額の書かれた紙を持ってきてくれたので、その金額を人数で割ってみると一人4,000円近く…。
「ありえない!だって殆ど100円ビールしか飲んでいないし、料理だってそんなにたくさん頼んでいない。絶対おかしい!!」
と皆で大騒ぎし、店員さんに「明細見せてもらえますか?」と頼んでレシートを持って来てもらったところ、なんと100円ビールが100杯(!)と打たれていたのです。
それを指摘すると「すみません、間違えていました」と直してくれたのですが、絶対コレって常習犯だよね。
「お客さんが酔っ払っているのをいいことにこうやって会計をごまかしてお金を余計に取ったりしているんだね!ひどい店!」と皆で憤ってました。
店長が指示しているのか、そのバイト生が勝手にやったことなのかは知りませんが、普通の居酒屋でこういうことってあるんだなぁとビックリしました。
でも、男性だけだったらもしかしたら気がつかなかったかもしれませんが、やはりお金にたいしてキッチリしている女性は、いくら酔っ払っててもそういうことは気がつくんだなーと改めて感心しました。
このときの話は未だに友人たちの間で思い出話(笑い話)になっています。
「あの店ありえなかったよねー」と。
もちろんというべきか、そのお店はその後つぶれてしまいました。
やっぱりああいうことをしているともちろんですが長続きしないよねーと思います。
もしかしたら同じようなことが繰り返されていたから、うわさで広まったのかもしれない…とも思います。
口コミの力というのは思いのほかすごいですもんね。