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超極太タイヤのファットバイクは悪路での乗り心地抜群

ファットバイク1
たまに街で見かけたら思わず二度三度見してしまう程、インパクトがつよいのがファットバイクです。

ファットタイヤを装備した自転車をいい、タイヤ幅2.3インチ(58mm)以上のタイヤをファットタイヤと言います。

ファットバイクの極太タイヤは、普通のマウンテンバイクの2倍の太さもあり、タイヤ幅は9〜12cmにもなります。

 

その乗り味は、普通のオフロードバイクのように、舗装なしの道などもスイスイと走行、路面の凹凸など苦にせず、落ち葉を踏んでもスリップせず、じゃり道もでこぼこ道も抜群の安定感で乗ることができます。

見た目は重そうでも、軽快です。

 

本来は雪道用に作られたファットバイクなので、雪上走行は、タイヤが沈んで動かなくなることもなく、タイヤ表面にあるボコボコと大きめの滑り止めゴム突起が、車のスタッドレスタイヤのように雪道をガシッととらえてくれます。

タイヤが太いということは、それだけ接地面が広いので、雪道でもスリップしずらく、ぐらつかず、転ぶ不安はほとんど感じず安定して乗ることができます。
スピードが求められる自転車ではなく、景色を楽しみながらのんびりゆったりとした気分で乗りたい人に最適です。

    FAT TIRE BIKE 検証 SURLY PUGSLEY&MOONLANDER

 

ファットバイクは、カナダ国境に接する米ミネソタ州の自転車メーカーが、「極寒地の雪上でも走れる自転車」として開発、2005年から販売していました。

日本でも取扱店舗が増え、海外製は高価ですが、日本製はタイヤ外径20~29インチなど、サイズもさまざまでラインアップも充実、価格も4万円台から20万円超えのモデルまで、種類は豊富にあり販売されています。

 

仕様から雪の多い地域では真っ先にとびつき、札幌市などではここ数年、愛好者が増え、街中でもちょくちょく見かけるようになり「全国的にも流行の先端」を行くようです。

こうした実用性の高さとインパクトある外観が評判になり、全国的にも注目されるようになりました。

全国各地でレースや試乗会なども開催されていて、北海道の幕別町(まくべつちょう)では、1月16日、17日の2日間、「アルコ236カップ 第2回全日本ファットバイク雪上マッチレース2016inちゅうるい」という大会がひらかれました。

 

ファットバイクの独特のフワフワ感の秘密は、タイヤの空気圧にあります。

普通のロードバイクのようにパンパンに空気を入れず、空気圧を低めに入れることでタイヤの接地面が広くなり、フワフワとした乗り心地があじわえることが出来るのです。

もしパンクしても空気圧が低いので、すぐには空気が抜けてしまうことがないのも、ファットバイクの特徴です。

ただし街中で乗る場合は、タイヤ側面に記入されている空気圧に合わせ、あまり圧を低くしすぎないほうがいいですね。

 

 

 

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