宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」
それがアクロバット飛行をする航空自衛隊の専門チーム、ブルーインパルスです。
初代の機体はF-86F(アメリカ製)、当時の航空自衛隊の主力戦闘機でした。
1960年8月、浜松基地第1航空団第2飛行隊内に「空中機動研究班」として誕生します。
第18回東京オリンピックの開会式はで、スモークで五輪のマークを描きました。
大阪の万博博覧会開会式でも EXPO’70の文字を描いています。
2代目の機体はT-2練習機(国産)
1982年1月、松島基地第4航空団第21飛行隊内の「戦技研究班」として発足しました。
大阪国際花と緑の博覧会の開会式などで飛行をしています。
3代目の現在の機体は、1996年4月から使われているT-4練習機(国産)
全幅 9.9m
全長 13.0m
全高 4.6m
乗員 2名
最大速度はマッハ約0.9(約1,040km/h)
航続距離約1,300kmです。
米空軍50周年記念では初渡米して、ネバダ州ネリス空軍基地でアクロバット飛行をしています。
長野オリンピック冬季競技大会の開会式や
2002年のFIFAワールドカップの開会式、
横浜港開港150周年記念での飛行など、大きな催しにはブルーインパルスが花を添えました。
2014年5月には、2020東京五輪のために解体される旧国立競技場に別れを告げるイベントの際、同競技場上空でアクロバット飛行を行いました。
編隊飛行
軍などのパイロットにとって編隊飛行は必須の技能といわれ、航空自衛隊ではパイロット養成段階で訓練が行われているようです。
編隊を組むことによって燃費も向上でき、戦時下を考えれば、編隊によって空中戦術を様々に構築でき、有利な態勢で空戦を展開できます。
ブルーインパルスのアクロバット飛行でも、編隊の形の美しさと高度な飛行技能を知らしめてくれます。
ブルーインパルスの機体の飛行間隔は6段階あり、翼と翼が1m以下まで近づくこともあるそうで、間隔が狭い順にアルファ、ブラボー、チャーリー、ベスト、エコー、ワイド形と呼ばれています。
間隔は安全性や地上からの見栄えなどを考慮して決めているそうです。
基本となる16隊形