自由に行くことができる日本の最四端は、北の宗谷岬、東の納沙布岬、南の波照間島(高那崎)、西の与那国島(西崎)などが知名地になっています。
でも、実際の日本の最端地に行けるのは西の与那国島(西崎)だけのようです。
実際、北も南も東もその端は地理的に危険性が高いといった理由などで、私達では行くことが許可されていない場所ばかりです。
しかも、西の与那国島(西崎)だけは誰でも現地にたどりつけることができましたが、それも去年まででした。
私達が行くことのできる日本最四端
【 日本最北端 】
北海道・宗谷岬(北海道稚内市)
宗谷岬の突端に日本最北端の地の碑が建っています。
宗谷岬からロシアの樺太までは約43kmしかなく、天気が良い日は樺太の島影を見ることができます。
冬の2月中旬ころには流氷も見ることができます。
しかし、昔はびっしり流れ着いて来ていたようですけど、最近は少なくなったそうです。
【 日本最南端 】
沖縄県・波照間島の高那崎(沖縄県竹富町)
西表島から南に20数kmの位置にあります。
岬には日本最南端之碑、日本最南端平和の碑、波照間之碑、聖寿奉祝の碑などの碑が点在しています。
沖縄返還前の1970年、北海道から日本縦断の旅をした学生さんがここを終着点として、アルバイトで稼いだ費用で建てたコンクリート製の日本最南端之碑として残っています。
【 日本最東端 】
北海道・納沙布岬(のさっぷみさき)
(北海道根室市)
日本本土で一番早く朝日が見れる場所として有名なスポットで、元日には初日の出を拝む多くの人で賑わいます。
根室の日の出は、6月の午前3時30分過ぎで、沖縄の那覇よりも約2時間も早いのです。
展望台からは間近の歯舞諸島など北方領土を眺めることもできます。
【 日本最西端 】
沖縄県・与那国島の西崎(いりさき)
(沖縄県八重山郡与那国町)
与那国島は石垣島と台湾のほぼ中間部にあります。
西崎の端には西埼灯台が立ち、そばには日本国最西端之地の碑と展望台、3万年前の航海徹底再現プロジェクト記念碑なども設けられています。
ここからは年に数度、天気のよい日に約110km先の台湾を望むことができるそうです。
私達が行くことのできない本当の日本最四端
【 日本の最北端 】
現在の日本の施政下での最北端は、宗谷岬沖の岩礁で、通常の交通手段で訪れることは不可能です。
また、日本が領有権を主張している範囲の最北端は、択捉島・カモイワッカ岬(北海道蘂取郡蘂取村)になります。
【 日本の最南端 】
沖ノ鳥島・北小島(東京都小笠原村)
海面から顔を出す数十cmの2つの岩で出来ている島で、浸食保護など施され日本政府の管理下に置かれています。
私たちが上陸することは不可能です。
【 日本の最東端 】
南鳥島・坂本崎(東京都小笠原村)
島に施設を持つ海上自衛隊と気象庁の職員だけが上陸可能です。
それ以外は工事関係者など特別な許可が必要になります。
【 日本の最西端 】
トゥイシ(沖縄県八重山郡与那国町)
与那国島の沖合にある岩。
今まで最西端は与那国島の西崎(いりざき)とされていましたが、2019年に国土地理院の地形図が改訂され、与那国島の北北西約260mにあるトゥイシが最西端の地点となりました。
トゥイシhttps://goo.gl/maps/9rzq98FuUkJCYkXy7
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という事から、実際の実際には、日本の最四端のすべての地点は、私たち一般人には足を踏み入れることが出来ないことが分かりました。
でもそれはあくまで領土としての小島や岩礁などの最四端というだけで、観光として行ける最四端とは分けるべきでしょうね。
日本って小さな島国ですが、散らばっている領土としての小島は幅広く存在していて、東西南北がとても広いんです。
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