先日、買物のおつりの500円硬貨を見ていたら、ちょっと違うような硬貨を見つけました。
平成11年発行、裏の500の00の真ん中が空欄で、表の日本国 五百円の周りに刻みの細工がない。
ちょっとの間ですが、偽造か、レア物か?と期待が少々。
でも側面を見るとNIPPON・500と刻んであるので見覚えが・・・。
これは旧500円硬貨でした。
平成12年、変造硬貨防止などで新500円硬貨に変わったのが今の500円硬貨でした。
ついでに、現在の500円硬貨の秘密を調べてみました。
よく知られているのが、裏の500の00の部分には角度によって「500円」の文字や縦線が浮かび上がる潜像が造られていることですね。
材質は銅、亜鉛、ニッケルで造られているので、色がやや金色がかって見えますよね。
そして、側面は世界の硬貨でも超珍しい斜めのギザギザ181コが刻まれています。
さらにこれは造幣局のHPでは公開されていない隠し文字も。
裏面の「500」の文字のカーブ面に、「N」「I」「P」「P」「O」「N」の6文字が隠されています。
新しい硬貨で目を凝らしてもなかなか見えません。
0.2mmのミクロ文字なので虫メガネを使ってやっと見えるかどうかです。
「N」の文字。
「I」の文字。
「P」「P」の文字。
「O」「N」の文字。
表面にも桐の花のつぼみの中に、「N」「I」「P」「P」「O」「N」の6文字が隠されていました。
0.2mmのマイクロ文字には驚きました。
遊び心有りでうれしくなりました。
この文字の抜けたレア物って有り得るのでしょうかね?