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シャツ、ブラウスについたボールペンやインクの落とし方

最近は、インクはほとんど使われなくなりましたが、それゆえに、もしものときの対応が遅れてしまいますね。

汚れ一般にいわれるように、インクのシミも早ければ早いほどよく消えます。

 

 

衣類についたボールペンのインク

ボールペンのインクはアルコールでほとんど落ちます。

ガーゼにアルコールをしみこませ、これでボールペンの汚れをたたき出してから、エチレングリコールブチルエーテルを水で10%に薄めて、つまみ洗いをします。

エチレングリコールブチルエーテルがなかったら、住居用洗剤を20倍の温湯にとかして洗剤液をつくり、これで洗ってください。

これで、きれいに落ちます。

 

 

衣類についたインク

衣類にインクをつけてしまったときは、普通は水か洗濯液につけて洗えばおちますが、うっすらとシミが残ってしまいます。

こういうときにはシュウ酸5、6粒を、熱湯10cc=大さじ一杯にとかしたシュウ酸液をつくり、シミの部分に付けます。

生地が絹のときは、いたみが早いので、シュウ酸液をつけておく時間は、せいぜい1分間が限度ですので、すばやく水で十分に洗います。

ナイロン生地のときには、80℃くらいのお湯に中性洗剤をとかし、アンモニア液を数滴おとして、これでかるく洗えばインクのシミはきれいに消えます。

麻、木綿の白い生地のときには、ぬるま湯1ℓに重曹とサラシ粉をともに茶さじ1杯を混ぜ入れて、漂白液をつくります。

これに生地を数十分つけておけばシミは消えます。

シミが消えたら、十分に水洗いをして陰干ししてくださいね。

 

 

衣類についた赤インク

白地のシャツなどに赤インクをつけてしまったときには、シミの部分に熱湯を2,3回ばかり流し注ぐことを、忘れずにおこなってください。

これで赤インクはかなりおちますが、次に大根おろしをガーゼに包んで、のこったシミの部分をたたきます。

そののち洗濯洗剤で洗うと、赤インクのシミはほとんど消えます。

ほかに、米ぬかを煮出して、うわずみ液を塗りつけても、赤インクのシミは消えます。

このようにシミを消しても、なお気になるときは、漂白剤をつかって仕上げれば、完璧ですね。

 

 

衣類についたインクの消し方を紹介しましたが、書類など紙類に書いたインクやボールペン字を消すのは昔から難仕事でしたね。

カッターで破れないか恐る恐るけずったり、すなけしゴムでこすって、周りが黒っぽくなったりして、がっかりしたりしたこともあると思います。

効果のほどはわかりませんが、最近ではボールペン消しゴム やボールペン用インキ消しなど、いろいろ販売されているようで便利になりましたね。

 

 

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