瀬戸内海は穏やかで温かいイメージがありますが、そんか瀬戸内海で淡路島に次いで2番目に大きな島は、香川県の小豆島(しょうどしま)だということはみなさんご存知でしょうか?
香川県の島で1番大きい面積約150㎢のこの島には、たくさんの魅力があります。
観光スポットとしては潮の満ち引きで道が現れるエンジェルロード、日本猿に会える銚子渓、日本三大渓谷美のひとつと言われる寒霞渓など、瀬戸内海の景色とともに堪能できるスポットが盛りだくさんです。
また、近年ドラマや映画のロケスポットとしても注目を集めています。
まず観光スポットからご紹介しますね。
エンジェルロードは恋人の聖地と言われる小豆島を代表する観光スポットです。
1日2度の干潮時刻の前後3時間だけ道が現れる、ロマンティックなところです。
渡った先の島にはカップルの円満を願う絵馬がたくさん吊られています。
この島は裏まで回って一周することができ、少しアクロバティックに楽しむこともできるスポットです。
銚子渓おさるの国は小豆島中央の山の上に位置し、500匹余りの野生の日本猿が住んでいます。
冬には猿たちが仲良く温泉に入る風景が香川県のニュースで取り上げられるのが毎年の恒例となっています。
また高いところに位置するため、瀬戸内海が垣間見えるのもまた風情のある景色です。
寒霞渓(かんかけい)も人気のスポットで、四季折々の風景をロープウェーから楽しむことも、歩いて散策して楽しむことも可能です。
頂上には売店があり、美味しいものを食べながら美しい瀬戸内海の風景が一望できます。
また、映画「二十四の瞳」も小豆島が舞台となっており、それを記念して建てられた二十四の瞳映画村もあります。
ここは昭和の街の景色が再現されており、ノスタルジックな空間です。
中のレストランでは給食メニューも用意されており、冷凍みかんや揚げパンなど、懐かしの給食を堪能することができます。
庭の川には鯉も泳いでおり、人懐っこくておでこにコブがある「コブちゃん」も名物です。
小豆島といえばオリーブが名産で、日本で初めてオリーブを栽培したのはこの小豆島だと言われています。
そのオリーブ園に、道の駅 小豆島オリーブ公園が隣接しています。
このオリーブ公園では、オリーブの歴史や伝統を学べるとともに、オリーブに関連したお土産物もたくさん見ることができます。
公園内の「コリコ」というお店は実写映画「魔女の宅急便」のロケセットをそのまま残したもので、映画の世界が楽しめます。
ギリシャ風車も有名で、無料貸し出しの魔女のホウキで記念写真を撮るのも人気です。
おすすめ観光スポットをいくつか挙げましたが、まだまだあります。
中山千枚田という棚田の観光スポットも美しく、ドラマ「Nのために」や映画「八日目の蝉」のロケ地として使われています。
またオリーブの名産地手作りのオリーブソフト、醤油ソフト、小豆島手延べそうめんや佃煮など、小豆島ならではの美味しいものもたくさんあります。
島というとなかなか気軽に行けないと思われがちですが、神戸三宮から直通のフェリーもあり、高松港からも船で1時間程度で、好アクセスです。
どのシーズンも楽しめるので、いつでも行きたくなる観光地ですよ。