一回ごとに多くの量を使ったり、ゴシゴシ強くこするように磨くことを続けていると歯も磨耗し、知覚過敏など起こすことがあるので注意しましょう。
また、つけすぎると泡だらけになりすぎて、長時間綺麗に磨けません。
歯ブラシが歯の表面に正しい角度であたっていれば、歯磨き粉はなくても綺麗に磨けます。
歯磨き粉には、フッ素による虫歯予防効果や色素沈着などを防ぐ効果はありますので、1日のうち1回だけ5mm程度の量で磨くとよいでしょう。
ブラッシングの際に力を入れて磨きすぎないことです。
歯磨き粉には体内に入ると良くない成分も含まれていますが、通常一度に大量摂取するようなことではないので、普段使う分には身体への害の心配はありません。
歯みがきのポイント
● 食後30分たってから歯磨きを。
食事の直後は、口内が酸性になっているので、表面のエナメル質を傷つける可能性があります。
● 歯ブラシは濡らさない。
歯ブラシを濡らすと歯磨剤があっというまに泡だってしまい、磨いた気になり長時間磨けません。
乾いた歯ブラシにフッ素入り歯磨剤をつけて、奥歯から順に磨きましょう。
● ブラシに力を入り過ぎない。
歯肉を傷つけずに歯垢を落とすことです。
手の甲に当てて動かすと、ちょっとくすぐったいと感じるくらいです。
● 歯の表面はブラシを直角に当てる。
歯の表面を磨くには、歯ブラシを直角に当て、1本の歯につき20回以上磨きます。
歯ブラシを左右に細かく振動させて、少しずつ左若しくは右に移動させます。
● 歯周ポケットは、45度の角度で。
歯と歯肉の境目の歯周ポケットを磨くときは、歯ブラシを45度の角度に当てて、細かい微振動磨きを、1カ所につき、20回程度磨きます。
● 毎食後に3分以上磨く。
食べたらそのつど磨くのがベストですが、無理な人は、最低1日1回、5分以上は磨きましょう。
● 歯ブラシは毛が密集した平らなものを使う。
硬さは普通か軟らかめを、毛先が広がっていつまでも使わず新しいものに交換します。
● 歯磨き後は軽くゆすぐ。
歯磨き剤に含まれるフッ素などの有効成分も洗い流してしまうので、歯磨き後は軽くゆすぐだけにしましょう。
食べたあとは、口をゆすいで、やさしく歯磨きするように心がけましょうね。