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十五夜と十三夜の違い

十五夜の月

 

十五夜の月は中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)とも呼ばれています。

2020年の十五夜は10月1日です。

中秋の名月と言われるように「秋の真ん中に出る美しい月」という意味があります。

でも、9月の新月から数えると翌日の2日の十六夜が満月になるようです。

十五夜の美しく見える月は満月ではないのです。

 

旧暦の秋は、7月~9月ですが、現在使われている新暦では1~2ヵ月のずれがあるため、9月~11月までが秋になります。

9月中頃から10月中頃の間に出る秋の満月を十五夜と呼び、春のかすみ空とは対照的に秋は空気が澄み、月がきれいに見える季節であり「十五夜」は特に月が美しく見えるようです。

 

 

 

 

新暦では十五夜の日にちが毎年変わる

旧暦では、月の満ち欠けを基準に12ヶ月として1年が約354日になっています。

新暦(陽暦)より11日ほど短く、約15日弱かけて満月を迎え、また約15日弱かけて新月になるまでを1ヶ月とするので、毎月の15日頃にはほぼ満月が見られます。

旧暦の8月15日は中秋にあたり、その月を中秋の名月といわれています。

しかし、日が進むにつれ、実際の季節と旧暦のこよみがどんどんズレてしまいますので、そのズレは約3年に1度、13か月目となる閏月を追加して修正しています。

 

新暦では太陽の動きを基準としているため、十五夜にあたる日にちは毎年変わります。

そして、1年が約365日とする地球公転軌道とのズレを修正するため、約4年に1度、2月29日の閏日を追加して閏年を設けています。

新暦での十五夜の日にちが毎年変わるのはそのためです。

 

 

 

 

お月見の起源

十五夜の月見は、中国から伝わり平安時代の貴族たちから広まりました。

誰でも十五夜を楽しむようになったのは、江戸時代からだといわれています。

秋には米の収穫が始まる時期で、その感謝も込めてお供えをするようになりました。

お月様と同じ丸い団子と収穫された農作物、ススキは秋の七草の1つとして供えられます。

 

 

 

十三夜

旧暦の9月13日から14日の夜を十三夜といいます。

新暦では2020年の十三夜は10月29日です。

十三夜は新月から数えて13日目の月で、その2日後に満月になります。

満月になる前なので左側が少し欠けています。

十五夜と同じくらい月が美しく、晴れの日が多いそうです。

お供えものは、大豆や枝豆、栗を供えることから「豆名月」、「栗名月」とも呼ばれています。

 

十三夜の月

 

十三夜は日本独自の風習だそうで、十五夜とおなじく平安時代が始まりともいわれています。

十五夜は誰でも知っていますが、十三夜は見たことないと言う人も多いと思います。

片方だけを見ることを「片見月」といわれ、縁起が良くないとされている地域もありますが、人が都合でつくりあげた根拠のない話なので、「片見月」だけでもぜんぜん気にすることはないようです。

 

 

 

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