「クモ」って嫌う人が多いですね。
屋外や物置小屋で遭遇するのならまだしも、屋内のソファや寝床でみかければゾクゾクッとするでしょう。
窓やドアを閉めていても、小さな隙間からでも「クモ」は入ってきます。
室内のカーテンやその床下などには「イエユウレイグモ」という足の長~いクモをよく見かけると思います。
我が家でも先日、トイレの天井隅を見上げるとクモの巣が垂れ下がっていて、捕食後のもののようで、巣というよりゴミと糸が垂れているようでした。
室内は食べ物のカスやホコリなどがたまり易く、ダニや小バエ、蚊、蛾、ゴキブリなどの害虫がエサを求めて侵入してきます。
「クモ」はそれら小さな虫やゴキブリ、その幼虫などをエサにして、害虫駆除をしてくれます。
国内の「クモ」は、ほとんどが毒を持っていますが、ごく微弱な毒性しかありませんので人体には影響なく、見た目は気持ち悪いですが、害虫のお掃除屋さんとして大いに働いてくれています。
共存はとても無理でも、そっとしておけば有益大のようです。
そんな「クモ」もみんなの嫌われ者。
部屋をいつもきれいにしていれば「クモ」の侵入も少なくなるでしょうが、春になり暖かくなると窓の開け閉めなどが多くなり、どうしても小さな虫の出入りも多くなり、「クモ」もまた頻繁に入ってくるでしょう。
室内に出回る「クモ」の半分くらいは徘徊型といわれる、巣を張らずに動き回ってエサの虫を捕食するタイプです。
この徘徊することも嫌われ者のひとつの要素なのでしょう。
室内でよく見かける「クモ」は3種類
( イエユウレイグモ )
部屋の隅やカーテンなどによく見かけ、ちょっと動きは遅いのですが、家のスミや暗い所にひっそりと潜んでて、長い糸のような足で歩く姿もフラフラと歩き、あたかもユウレイのよう。
巣を張って捕食する。
( アシダカグモ )
体長10~30mmまで大きく、足を広げると100mm~130mmくらい。
大きい体格でゴキブリも捕食しますが体に似合わず少々臆病で、エサとなる害虫がいなくなると家から出ていきます。
巣を張らず歩き回って捕食する徘徊型のクモ。
( ハエトリグモ )
体長は小さくて1cm程で動きは素早く、ピョンピョンとジャンプしてエサを捕食したりします。
見た目はかわいいかも?
巣を張らず歩き回って捕食する徘徊型のクモ。
クモは天気のよい朝にクモの巣を張るので、晴れた朝にクモの巣のクモをみつけたら縁起のいい一日だと昔から考えられていたそうです。
わたしも子供のころ、親やおじいちゃん、おばあちゃんから「朝のクモは今日一日我が家を守ってくれるから殺してはダメ、気になるなら外に出してあげなさい」、「夜のクモはドロボウだから退治しなさい」などと教えられて、迷信と分かっていても今だ教えを守っています。
気味悪い「クモ出没」がどうしても気になる方は、殺虫剤「クモの巣消滅ジェット」や、凍らせて駆除する殺虫スプレー「凍殺ジェット」を使ってみたらどうでしょう。
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