料理中に手に魚などの生臭さが付いたりしたときなど困りますね。
それに、脂を含んだ食品などをつかんだ時も手にヌルヌル感があり嫌な気分になります。
石鹸で指先だけでもササッと洗えますが、石鹸の香料が他の食材に移ってしまうのも嫌です。
そんな時には使ったあとのレモンで手を擦ってみてください。
使い終わったあとの絞ったレモンの皮(夏みかんの皮もOK)で手を拭くと臭気は消え、脂分のヌルヌル感もスッキリします。
臭いもさわやかで料理作りもはかどります。
料理後のかたづけでも、油汚れが気になるところにはレモンの切り口を擦りつけると、油を溶かす成分が汚れを落とし易くしてくれます。
特に包丁やまな板、フライパンなどは皮でゴシゴシこすると良いですよ。
それに消臭効果でスッキリです。
普段から、レモンの汁を絞って使ったあとは、皮や実は捨てないで小分けにラップで包み冷凍しておくと良いでしょう。
それが意外と溜まってくるので、使いたいとき出して毎日でも使いたくなる必需品になると思います。
皮はそのまま擦りつけるように使い、実のほうはガーゼなどで袋をつくり中にグチャグチャニなった実や実袋を入れて手を拭くように洗います。
手を拭くなら2,3回使えますが、汚れものにはそのつど取替えたほうがいいでしょうね。
手のレモンのベタ付が気になる方は水でサッと洗い流せば良いです。
レモンの効果をまとめました
1.レモンにはクエン酸(4%~8%)が含まれており消臭・抗菌作用があるので、これを利用して鍋の黒ずみや水アカなどのアルカリ性の汚れを落とすことができるので、台所の掃除にはもってこいです。
2.皮にはd-リモネンという油汚れを分解するテルペン系炭化水素が含まれていて、それがレモンの香りにもなっています。
3.レモンの絞り汁は、水で薄めて霧吹きで部屋中吹き付ければ匂いをスッキリと消すことができます。
4.リンゴなどの切り口が褐色になるのを防ぐため、レモン汁を塗れば変色を抑えることができます。
5.レモン汁は酸性なので、飲むことでニンニクの匂いの原因になる硫黄物質や酵素を破壊して体全体から消臭してくれます。
特に油の匂いにはよい効果があります。
レモンは食べるだけでなく、捨てずにとって置きましょう。