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青森の恐山 興味と不安/人が多いと安心です

私は怖いもの見たさで、オートバイで青森県の恐山へ行ったことがありました。

ただ、毎年夏と秋に開かれる恐山大祭に行ったので、観光客がたくさんいて安心できました。

恐山大祭は7月20日~24日、10月の3連休(体育の日が最終日)に行われます。

 

青森県むつ市から338号→県道4号線を通って行きますが、4号線に入ると恐山途中でガソリン残りわずかでした。

これより先はスタンドはなかったので、手前から給油してから行ったほうがいいと思います。

そのあと1本道を進み、お昼ころ無事着きました。

 

最初は、恐山という山だけに登山するかと思いましたが、そうではなく道路を走ってて風景が見えてきました。

駐車場は広くて観光バスも停まっています。

話を聞くと下北駅からツアーで45分で来たそうです。

出店もあり風車やお札など、それらしいお土産を売ってました。

そういえば来る途中で、恐山冷水がありました。

県道4号線沿いにあり看板で気が付きましたが、冷たくておいしい山水で飲めます。

                                  恐山冷水

 

恐山手前では、宇曽利湖(うそりこ)という青とグリーンの神秘的な大きな湖が見え、三途の川も流れてます。

恐山という名に負けそうですが、今日みたいにこれだけ人が多いとどこか安心します。

三途の川を渡って少し歩くと、霊場の入口の門があり、脇には売店、アイス屋さんには霊場アイスなど売っています。

そして入館料を払い中に入りました。

                     三途の川・宇曽利湖

 

すぐに見えるのはイタコの口寄せです。

一人1000円で死者と会話できるようです。

10人ほどのイタコさんにそれぞれ、行列が出来ていました。

みなさんどんな思いで並んでいるのでしょう。

私もとりあえず並んでみました。

とりあえず並んだはいいけど、まだまだ1時間ほどの待ち時間があり、さて誰と話がしたいかを考えました。

以前大阪にも住んでいたので阪神淡路大震災で犠牲になった知人を?しかし皆顔見知り程度だったのでしばし考え退出することにしました。

イタコの口寄せ

 

先には恐山菩提寺の山門が見え、お地蔵さんや赤いかざぐるまが石にささっています。

山門をくぐると地蔵殿や恐山温泉の建物。

本堂内は神聖な場所で、当時怖いというイメージはなく、お寺を巡っているような落ち着いた感じで中をまわりました。

 

その奥の恐山温泉は、簡易的な小屋でできており自由に入れます。

温泉があることを知らなかったので、何の用意も持ってなかったので、タオル1枚で入ってみました。

脱衣所からいきなり硫黄の臭いがきつく、「ウワッ」と思いましたが、すぐに慣れてしまいます。

掘っ立て小屋に湯船が2つあるだけの簡易的な造りに、蛇口が2つ並んで勢いよく出てます。

1つは熱湯源泉かけ流し、もう1つはすぐそばにある大量の水、それでちょうどいい熱めの湯加減になってます。

多分女湯も同じような造りだと思います。

恐山温泉湯治場

 

外に出て歩くと、多くのお地蔵さんや赤い風車と所々に死者を弔うための積み石がされています。

途中にカメが!?

頭がボコボコして背中には二匹の小さいカメがのっている?

石か・・・?

 

曇り空のせいもあって、今回は人がたくさん居たからいいものの、普段はやっぱり怖いかもしれません。

大きなお地蔵さんも何体か居て、なにか存在感で満ちています。

当然ながら無音で色のない世界に風車の赤がアクセントになってました。

さすがにこんなところではふざける奴はいませんでしたね。

三途の川とつながっている宇曽利湖も見え、湖の浜辺は極楽浜というそうです。

霊場恐山

 

私はビビりですので今日がお祭りだったから良かったけど誰も居なかったら、ここには怖くて来れなかったと思います。

今思えば出店のお土産,買っとけばよかったなとも思いました。

後で調べてみるとこの恐山、ハイキングコースや遊歩道もあり、これは楽しそう。

青森は奥入瀬渓流というステキな散歩道があり、今度は恐山と晴れた日に友達を誘ってハイキングコースをまわってみたいですね。

 

 

 

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