紹介する民間療法は、筋肉をほぐしたり血行を改善することを目的としたものです。
筋肉のコリにはさまざまな原因があり、筋肉の酷使から来る場合以外に、ストレスやいろいろな病気が原因とも考えられます。
炎症を伴う急性の場合は、温めたりするとかえって症状が悪化しかねないので注意が必要です。
ここではそれ以外の一般的な筋肉のコリを解消することを目的とした方法を紹介します。
■ “こんにゃく”で温熱療法(温めて血行改善)■
身近な食材をつかった肩コリ対策です。
“こんにゃく”は保温効果が高いので一度温めればしばらく熱が持続します。
そこで鍋で”こんにゃく”を温め、タオルや布巾で包んで患部(肩)にのせればだんだんと筋肉もほぐれ血行の改善が期待できます。
冷めればまた温めて何回か使えますが、そのうち”こんにゃく”から水が出てきて使えなくなるので注意してください。
■ ドライヤーをあてる(温めて血行改善)■
ドライヤーは髪を乾かすだけでなく、こった筋肉を温めて血行改善をはかるのにも使えます。
後ろ髪の生え際あたりにある「風池」や背骨の一番上の出っ張った部分あたりにある「大椎」といった、肩コリに効くとされるつぼも刺激されるのでより効果的です。
基本は、気持ちいい程度の温度であたるように、ドライヤーとの距離を取るといいでしょう。
つぼを刺激する際は、少し熱いかなというぐらいの温度がちょうどいいようです。
ただし熱くなりすぎてやけどしないよう注意してください。
■ 掃除機でコリ対策(筋肉の緊張をほぐし血行改善)■
どこの家庭にもある掃除機を使って手軽に肩コリ対策をします。
まずは掃除機の長い柄の部分をはずして、中継ぎのノズルを筋肉のこった部分にあてます。
あとはスイッチを入れれば筋肉が引っ張られて血行が改善されるというわけです。
吸引パワーを強めにしすぎて赤くならないよう気をつけてください。
吸引されて気持ちいい程度が良好。
■ “しょうが”シップ(血行改善)■
“しょうが”に含まれる「ジンゲロール」には血管拡張作用があるため、肩こりの改善が期待できます。
1.”しょうが”をすりおろしガーゼかハンカチに包んで輪ゴムでとめる。
2.1をすこし熱めのお湯をはったボウルに入れ、お湯が黄色っぽくなるまで漬けておく。
3.そのボウルにタオルを浸して取り出してよく絞る。
4.タオルをこった部分にはって、保温のため上からビニールをかぶせる。
5.10分ほどしたらタオルは交換する。
この工程を3~4回ほど繰り返す。
ボウルに一度にタオルを数枚つけておけばタオルの交換がスムーズにできます。
■ 梅干しっぷ(乳酸分解)■
1.梅干の果肉をほぐして、少量の小麦粉と練り合わせる。
2.ガーゼなどに伸ばしてこった部分に貼る。
梅干に含まれるクエン酸には、筋肉のコリの原因となる乳酸の分解を促進させる働きがあります。
以上、肩こりを解消することを目的とした方法を紹介しました。
自分で手軽に出来ますので、いろいろ試してみてはどうでしょう。
民間療法なので、やり過ぎなどによる肌荒れには注意しましょう。
自分にあった方法が見つかるかも知れませんよ。
(タフBrから移管しました)