猫カフェとは、捨て猫や事情があって飼えなくなったご家庭から預かった猫たちを保護するシェルターです。
こんな私がいつも行っている猫カフェはとても利用料金が高い。
一時間猫とふれあいお茶をするだけで、千円をこえてしまいます。
理由は、保護している猫たちの治療費や毎日のご飯代など猫にかかるお金のためです。
生きているのだから当たり前のことですが・・・。
そして猫カフェで出会った猫と幸せにくらしている方々がたくさんいます。
猫カフェの目的を理解してたのしく過ごせたらいいなと思います。
私が出会った猫カフェとは
街にあるその猫カフェは、とても清潔に保たれていて猫たちもゆったりとしています。
テーブルは6つ。
猫たちは自由にお客さんの間を行き来しています。
まだ、人なれしていない猫たちのための部屋も別に用意されています。
入店のときにはきちんと消毒をして入るので、猫たちを大事にしているのが伝わります。
私が行く時間は主に夕方。
猫たちが活発に動く時間を選んでいきます。
暗くなるとお客さんが少なくなるのもその理由です。
私は子供のころに猫を飼っていたせいもあり、猫へのかかわり方は分かってはいるつもりですが、ここは猫シェルター。
人間が怖い猫達も多くいます。
初めは慣れてくれるまで触ったりしません。
向こうから近づいてくれるのを待ちます。
興味を示すおもちゃなどは店に置いてあるのでそれで遊んでいます。
どうしても近づいてくれない猫がいる時には、秘密兵器の「おやつ」を買って与えます。
そうすると、もうたくさんの猫たちが寄ってきてくれるので幸せな気持ちになります。
一番はやはり子猫でしょうか。
生まれて間もなくやってきた子猫たちは人を怖がりませんので、ひざの上にのってきたりくつ下にかみついたりと、むじゃきに遊んでくれます。
いっしょに行った友達も猫が好きなので、それぞれ好きな猫と遊ぶのに夢中になりました。
この店のスタッフさんはボランティアの方が多いのですが、忙しくない時などにはそれぞれの猫たちのことを教えてくれたり、楽しくおしゃべりもしてくれます。
何回も通っていると猫の入れ替わりなども分かってきます。
その時はスタッフさんに尋ねたりするのですが、飼い主がみつかったり、なかには病気で亡くなってしまう子もいるので寂しい思いもします。
猫たちには、病気を抱えてやってきた子もいます。
目が見えなかったり、足がなかったり、目やにがずっとでていてかわいそうな子もいます。
その猫カフェにずっといるおじいさん猫がいます。
ほとんど目が見えないのですが、ずっと元気に鳴いていて、子猫たちの遊び相手も引き受けている頼もしいおじいさん猫です。
◇
人間でもそうですが、猫もベタベタされるのを嫌います。
無理やりだっこしようとしたり、追いかけたりすると、せっかくお金を払ってやってきたのに、猫たちが遊んでくれない寂しい思いをすることになります。
そうならないためにも、まずは様子を見て、近づいてくれるのを待ちましょう。
そして、「なでていいよ!」と猫からお腹をみせてきたり、スリ寄って来るようなアプローチをしてきてくれるのを待つことをオススメします。
猫が飼えないことから始まった猫カフェ通いですが、猫ちゃんたちとのひと時はとても楽しいのでみなさんも楽しい時間を試してみてください。