サイトアイコン ソニーブログ

動物の天然毛の歯ブラシは歯茎にとても優しい

ハブラシ1

動物の天然毛を使った歯ブラシは、馬毛と豚毛があります。

これらの歯ブラシは、非常にソフトな感触で歯磨きができて、歯茎を傷つけないのが大きな特徴です。

歯茎のマッサージ効果はナイロン製ハブラシのほうが良いといわれていますが、本来、歯茎に対してのマッサージは指の腹を使って小刻みにこすることが有効な方法です。

細い硬い毛先でデリケートな歯肉を押付けたり擦ったりするのは歯茎を傷めることが多く、マッサージ効果は、さほど期待はできません。

むしろ動物の天然毛の歯ブラシを使い、ある程度の時間をかけ丹念にブラッシングしたほうが、歯茎には良いのです。


歯磨きで気をつけなければならないことは、硬すぎる歯ブラシや強くこする磨き方で歯茎を傷つけないようにすることです。

また、ハミガキには研磨剤が入っていますので、強い力で磨きすぎて歯のエナメル質を削りすぎないようにすることも心掛けなければなりません。

その点、動物の天然毛の歯ブラシは、歯茎や歯のエナメル質を傷つけることなく歯磨きができます。

毛は、天然のたんぱく質から出来ており、歯や歯茎を傷つけることなく、歯垢の除去も可能な硬さがあります。

使うごとに、毛先自体が磨耗して丸くなり歯を削る心配も全くありません。

そして動物の毛は復元力が強いので、ナイロンのように日々使っていて広がってしまうということも少なく、長持ちします。


デメリットもあります。

動物の天然毛の歯ブラシは、歯磨きをした後、乾燥が遅く不衛生になりがちです。

そして、歯垢の落ちが悪く、歯茎の刺激が少ないので歯周病にもなりやすいと言う方々もいます。

また、歯磨きすることで、毛が磨耗していきますが、その磨耗した微小な毛カスが歯周ポケットの中に入ったときに、動物性たんぱく質だけに過敏反応(アレルギー)が、人によって発症する可能性も指摘されています。

そのため、アレルギー体質の人の場合は、動物の毛の使用は注意をしたほうが良いでしょう。

 

                                                    「軟毛ライオン」

私は20年以上、「軟毛ライオン」という豚毛のハブラシを使っています。

毛の磨耗は早いですが、一日一回の歯みがきですが、8~10分程の時間をかけて、歯を磨くというより、おもに歯茎のブラッシングを重視して、ていねいに磨いてます。

歯より歯茎が大事ですから!

よく、ハブラシの使用後の乾燥遅さによる不衛生さが言われますが、使い終わった後は、2,3本の指の腹部分で数十秒間、流した状態の水道水で丹念に洗います。

そして、毛の部分をティッシュペーパーで包み、4,5秒ギュと握りティッシュで水分を吸いとります。

ティッシュを取除いて、常温でも3時間ほど置いておけば乾いています。

 

 

 

 

動物の天然毛の歯ブラシは、歯周病の人や、歯茎の弱い人、歯茎を傷めている人には、お勧めの歯ブラシですね。

 

 

モバイルバージョンを終了