にきびは、思春期にできることが多いですが、炎症がひどいと痕が残ることもありますので、生活スタイルや食生活に注意して、次の項目を日頃から心がけましょう。
きちんと洗顔
皮脂が毛穴にたまるとニキビにつながります。
たまった皮脂をきちんと取り除くためにも洗顔はかかせません。
ただし過度の洗顔のには気を付けてください。
皮脂を洗い流しすぎて顔表面に皮脂が不足してくると、今度は逆にそれを補うため活発に皮脂が分泌されてしまい逆効果になってしまいます。
洗顔は冷たい水ですと毛穴が閉じて中の皮脂まで十分に取れないので、ぬるま湯で毛穴を開かせます。
そして、ごしごしとこすって洗うのではなく、あわ立てた石鹸でやさしく包み込むように洗います。
睡眠不足・不規則な生活に注意
このようなな生活をしていると自律神経が乱れてホルモンバランスがくるい、皮脂分泌量が増加してしまいます。
肌の新陳代謝は午後10時~午前2時の間深の深夜がもっとも活発なので、健康な肌を保つためにも、この時間内での睡眠が効果的です。
食生活に注意
油分の多いものは皮脂の分泌量をふやすので取りすぎには注意です。
代謝のためのビタミンやミネラルなどを十分に取り、バランスの取れた食事を心がけましょう。
ニキビに良い栄養素
皮膚や粘膜の新陳代謝をうながすにはビタミンB2、皮膚の抵抗力を高めるにはビタミンB6、皮膚の老化やメラニン色素によるシミ・そばかすを防ぐにはビタミンCなどが効果的です。
にきびの悪化の原因となる炎症を引き起こす活性酸素を除去するのに効果的なのが、ビタミンCとビタミンE、プロビタミンAのβ-カロチンです。
化粧はなるべくならしないこと
油分を多く含んだ化粧品は、肌をピッタリ覆う力が高いため、毛穴を詰めらせがちで、皮脂がたまりやすくなってしまいます。
化粧品はなるべくならしないほうがいいのですが、どうしても化粧品を使用する際は、粉類やオイルなしのものなど、なるべくカバー力の弱いものにして、帰宅後はすぐにクレンジングすることを心がけましょう。
紫外線に注意
紫外線は、アクネかん菌が出す老廃物ボルフィリンから活性酸素を発生させる効果があるので、それによって炎症が悪化します。
また紫外線はメラニン色素の発生にもつながるので、色素沈着によるシミ跡の原因にもなります。
外出時の紫外線対策には気を付けてください。
便秘にも注意
便秘になると、便として排出されるべき有害物質が体内に残ってしまいます。
それらは肝臓で解毒されますが、残ったものがまた腸にもどされ便として排出されます。
便秘で排出されない場合、その一部が血液を通って皮膚から排出されます。その際に皮脂腺や毛穴で詰まって炎症を起こしてにきびの原因となってしまいます。
ストレスに注意
ストレスの溜めすぎはニキビにもよくありません。
ストレスを受けると脳の視床下部と呼ばれるところがが混乱してしまいます。
ここはホルモンバランスをコントロールしている所なので、そのため男性ホルモンの割合が増加して皮脂の過剰分泌を導きます。
ニキビをいじらない
気になるニキビをいじったり、つぶしたりするとそこからばい菌が入って炎症がひどくなることがあるので絶対やめましょうね。