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北海道弁「~さる」は使うと超便利な言葉です

北海道の人には、この言葉がなければ生活に支障をきたすほど頻繁に使われているようです。

奥深く特に超便利の一言につきます。

 

よく使われる言葉が

「押ささる」「書かさる」「飲まさる」「打たさる」「走らさる」

「座らさる」「飛ばさる」「置かさる」「笑わさる」「言わさる」

「見ささる」「炊かさる」「干ささる」「掘らさる」「入らさる」

「抜かさる」「立たさる」「断たさる」「寝ささる」「眠らさる」

「煮らさる」「叩かさる」「塞がさる」「登らさる」「行かさる」

「測らさる」「出ささる」「滑らさる」「転ばさる」「抱かさる」

「脱がさる」「鳴らさる」「習わさる」「開けさる」

「回さる」「話さる」

「止めらさる」「泊めらさる」「引っ張らさる」

 

 

 

一般的には「押ささる」を「押す」、「書かさる」を「書く」と言いますが、もちろん、「押ささる」も「押す」も「書かさる」も「書く」も両方を使い分けます。

「押ささる」「押ささらない」、過去形であれば「押さささった」「押ささらなかった」、補助動詞や助動詞のような感じですね。

 

これには二通りの意味があり、「自分自身で何々できる」ことと「何かの影響を受けて何々してしまう」の意味合いがあります。

たとえば、スマートフォンで画面タップする際の反応不具合が時々あった場合、正常にタップできたときなどは、「うまく押ささった」と一安堵。

 

また、スマートフォンで番号などを押しているとき、人に接触して指がずれ違うところをタップしてしまったときなどは「間違って押ささってしまった」とぼやきます。

 

そして、それ以外は「スマートフォンで番号を押す」「押した」と一般的言い方に使い分けているのです。

北海道民は「押ささる」「書かさる」などを聞いて、その意味の現在過去未来の状況背景などを想像してしまいます。

 

「引っ張らさる」の様にややこしくなる様なこともあります。

「引っ張らさる」は自分自身で引っ張ることができることと、他人の無意識の行いの影響をうけて引っ張ってしまうこと、「引っ張らされる」は他人の意識や命令によって引っ張ってしまうことになります。

肯定形や否定形、過去形、未来形、予想形(かってに作りました)などで言い換えると数が多く、日本語の言い回しって凄いと思います。

 

 

 

とはいえ、なんでもかんでも動詞に「~さる」を付ければ、不可思議でおかしなニュアンスになるので、付ける言葉にも使い分けはされますよ。

こんな便利な言い方使ってみたらどうでしょうか。

 

 

 

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