冬道のマンホールの穴は見えにくく危険 突然ドスンということも
2017/03/01
私は札幌市に住んでいます。
毎年のことですが、冬の凸凹道の雪道走行にはうんざりしています。
幹線道はほぼ除雪されていて問題はないのですが、住宅街や郊外の横道や枝道などに入ると上辺の除雪はされるのですが、交通量が少ないためアスファルトに積もった雪が少しずつ積み重なり固められていきます。
その厚さは20cm前後ほどにもなります。
道路にはマンホールがあり、その数は札幌市内だけでも大小合せて約20万ヶ所もあるそうです。
このマンホールの下は、生活排水、下水道が流れており、冬でも10℃以上あるといわれます。
マンホールはそのフタのことですが、外気に面しているにもかかわらず以外と暖かく、2℃前後はあるようです。
マンホールから上がる暖気が上の雪を溶かす為、この穴ができるのです。
時々、マンホールとその脇から、地下の暖気からくる湯気が上がっているのを見たこともあります。
市では、マンホール上にできる「くぼみ」の問題を解消するため、断熱効果の高いマンホールのフタを取り付けることを進めていますが、数が多く全て交換するのは費用上難ずかしい状況です。
応急対策として、1週間に一回くらいの割合で、穴に湿った雪を入れて埋めるのが効果的のようです。
私も2度ほど道路脇に停車したとき、このマンホールの穴に気付かず、後輪をとられて空回り状態で進むことが出来なくなったことがあります。
この穴、道路面に圧雪された厚い雪によって出来る深さ10cm~20cm位の穴ぼこのことで、ひどい時には深さ30cm近くの穴ぼこも時々見かけます。
これほど深くなると、それこそ落とし穴ですね。
深さ15cm前後の浅い穴であれば、避けられないときには車輪をゆっくり落として進めば、体がカックンと成りながら進めますが、深い穴の場合は必ず避けなければいけません。
穴に車輪を落としたら決して止まってはいけませんね。
止まると車輪が抜け出られなくなることが間々あるからです。
そして車体がスレるほどの深い穴に落ちれば車輪が空回りしてアウトです。
といっても生活車道での運転ですから、穴を避けながらグニャグニャノロノロ走るわけにはいきません。
30km/hほどでスイスイと避けて走っていると、気付かずガタンと落ちながら走行することもありますが、その衝撃は後頭部をガツンと叩かれたような気分です。
運転者でハンドルを握っているので体のバランスをとれますが、助手席に乗っていてそのような目に合うと最悪です。
体が大きく揺れてドスンと下に落とされた感じで、体調不良の原因にも成りかねません。
それに、事故の原因に結びつくと怖いです。
◇
ところで、調べてみると市の昨年(2016年)の道路管理延長は 5,506 ㎞、除雪計画延長は5,416 ㎞、除雪率は98.4%になります。
これは札幌市から沖縄の石垣島までの往復距離に匹敵します。
お金にして1シーズンの除雪費は約195億円にも。
国内はもちろん世界でも稀で珍しい冬の道路管理だそうです。
ワダチ(道路の雪溝)などにはまったり、マンホールの穴や凸凹道など考えなければ、快適に運転できるのは凄いことですね。
私の住居も幹線から横道に入った所にありますが、夜中2時前後になると時折除雪車が大きな音をたてて通っていきます。
目安として幹線はもちろん、住宅街などの生活道路での降雪で雪の深さが10cmを超えている場合には除雪車が出動するそうです。
これだけの優れた除雪管理体制が整っているのですから、マンホールの穴問題も早く解決するよう心待ちしています。
素人考えですが、地下熱再生利用などでマンホールのフタを外気温に近づけて、雪が溶けないようにするアイデアなどないのでしょうか。
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